-39万円, +2.6万$ 2021年2月第1週の損益。ドル安トレンドの転換?Go to 損切り(泣)

ドル高。

昨年の3月からドル安に賭けていたTochiにまた試練がやってきました。

ドル安トレンドは転換したのでしょうか?

 ドル安トレンドの現状 

年始からドル安トレンドに変調が見られます。

ダウ上げ(リスクオン)でのドル買い。そして普段なら特に相関関係のない10年債利回りが注目され、金利上げでのドル買い。昨年とは明らかに違います。一体どうなっているのでしょうか?

2019年以降のDXY(ドルインデックス)と10年債利回り、ダウ30の値動き

下の3つのヒストグラムはダウ(リスクオン-オフの指標)との相関係数です。

年始からDXY(ドルインデックス、オレンジ)が上昇傾向、トレンドラインも上抜け。ただ近年はAI取引の普及のせいか、この手のトレンドラインを一旦抜けてからもとに戻すこと(騙し)が多くなった様なので、この程度ならまだ何とも言えないラインに思えます。

気になるのはコロナ後に見られるようになったDow30(ダウ、赤茶)とDXYの逆相関(リスクオンでドル売り、オフでドル買い、ヒストグラム中段)の乱れです。コロナ前の様な相関なしに徐々に戻るのか、単に一時的なものなのかは現状ではまだよくわかりません。

一方でコロナ前に見られたドル円との順相関(リスクオンでドル円買い、オフでドル円売り、ヒストグラム下段)は復活せず。これに関しては政策金利差の縮小が原因なので米国が利上げに踏み切るまではこの傾向が続きそうに思えます。よって今後どっちに行くか全く予想できず、ドル円にはずっと手が出せておりません!

このチャートを見る限り明確にドル高トレンドに転換したと考えるのは時期尚早ですが、年始から昨年とは違う流れになっているのだけは間違い有りません。年が変わるとトレンドがガラッと変わることはこれまでも何度もあったので気になりますが、個人的にはそれよりむしろ年末のドル売りが余りにも強すぎたことから、むしろそれが仕掛けの始まりであり、年始からはその仕掛けに乗ったポジションを狩るための逆の仕掛けでドルが買い戻されているという印象を受けております。

仮にそうだとすると今後の展開はなお一層わかりませんが、少なくとも米国が大幅な利下げと金融緩和をしたからといってこれ以上安易にドル安に賭けるのはもう危ない状況になった様に思えます。少なくともしばらくはドルを中心として売るのも買うのも危険ではないかと考えております。

また少々気が早いのかもしれませんが、来年以降を考えればインフレを抑えるために米国は利上げに踏み切らざるを得なくなるだろうし、そうなればまたドル高へ向かうものと考えられます。10年債利回り上昇はコロナ以降一貫した傾向でしたが、最近になってやたら注目されているのは単に1%の節目を上抜けたからだけではなく、こうした動きを先んじてドル高として折り込んで行こうとする向きだろうとも考えられます。一方で政策金利差が無くなってこのDXYというのはまだドルが高い気もします。やはりドルは触りにくい!

こうなると金融政策よりも各国の経済状況の先行きの方が重要になってくるのかもしれません。ブレグジットで売り込まれすぎたポンドや、経済が比較的好調な豪ドルは強く、米ドルは暫くはよく分からないながらももっと将来的には強く推移し、コロナ前からずっと絶不調だったユーロ(や円?)が弱く推移するのではないかと思えます。

という訳で、ドル安に賭けて持っていて、かつ今後の経済にも全く期待できなそうに思えるユロドルロングさん・・損切りです!(泣)

 FX裁量トレードの損益 

DMM、約定履歴、2月第1週

今週の損益は、、、合計-386,363円でした。今年になってドル売り仕掛けが何だか危ういので、レスキュー困難な可能性があるユロドルロングを全て損切りました(泣)

何やかんやでまたドル安に行くような気がしているのですが、それにしてもユーロのロングは何度か痛い目にあっていていて危険な香りがするので撤退しました。ポンドドル、豪ドル米ドルロングも握っていますが、こちらは余裕で利益になるだろうと踏んでおります。

今一番有望だと考えているのがユーロ豪ドルのショート。ドル(勿論メンヘラになった円も)を絡めずに売買できる通貨ペアの方が現状では安心感が高い様に思えます。

 米株トーレードの損益 

米株は1月末からSOXL(半導体ブル3倍ETF)の手動ループイフダンを開始した関係でそれ以外のETFは全て処分しました。

半導体ブル3倍ETF(SOXL)で大儲けするゾ!手動ループイフダン始動!(米株)
年末から色々とETFに関して学んだ結果、直近では緩和マネーの流入で小型株(VB、VTWOなど)が強く、ここ10年ではナスダックハイテク(...

バイデン銘柄の個別株を幾つか持っていました。上院はトリプルブルーでハリスさんを加えて51票になるからクリーンエネルギー法案が簡単に通るものかと思っていたのですが、「フィリバスター」という議事進行妨害が認められるため法案可決に60票が必要という話があったので即全決済しました。

米株売買の推移(購入比率%)

PLUGやSPWRが大きく上昇したことで今回の損益合計は+26,322$となりました。これで現状はSOXLのループイフダン(LID)のみになりましたが、SOXL LIDは余り効率が良くないことが分かったので、今後はこれに並行し将来性が高い様に思えるナスダックハイテク(QQQ)の長期投資を加えた二本立てで当分様子しようと考えております。

長期投資と暴落時に買う投資はどちらの方が効率的なのか? SOXLループイフダンの期待値(米株)
暴落を拾って天井で売れれば大儲けできます。でもいつ下がるかいつ上がるかのタイミングなんて全くわかりません。だったら機械的に下げを拾うルー...

(もっといいのがあったら教えて下さい!)

 2021年の損益(含み損益)の推移 

FX・米株の恐ろしき含み損とそれでも利益をあげられる(予定の)仕組みを可視化するため、2019年からグラフを作っています。数字の単位は万円(米株は100$)で、FXの裁量トレードと米株のみの結果です。他の投資損益はPC版ブログのサイドバーにて公開中です!

何故か米株が絶好調ですが、まあ単なるビギナーズラックです。今後は初心者であることを肝に銘じ、なるべく個別株は避け、地味に堅実にETFのループイフダンと長期投資で生活費を絞り出せるようにしていきたいと考えております。

また、FXに関してはずっと勝ち続けるのは少なくともTochiには出来そうもないという想いから、何とか勝ち逃げをしたいと考えております。ただ、米株にいくら期待値の高さと税制の有利さがあるとは言え、本当に素人のTochiでも勝てるのかという点にどぉーーーーーしても確信が持てないことから、暫くはFXを縮小しつつも米株と平行して存続させては如何なものか・・などと緩いことを考えている次第です。

TochiにはFXでプロと戦える何の技術も才能も無いことは自覚しておりますが、30年間勝ち続けたプロのメルマガを購読しているからひょっとして・・・という淡い希望もあります。実際、購読してから2年連続勝ててるという甘美な罠が!

ちなみに2020年までは以下(裁量FXのみ、単位は千円)。

2020年はコロナ禍で米国が大幅な利下げと金融緩和をしたことから3月からドル売りで仕掛けていたのですが、なかなか進まないドル安に我慢しきれず両建てにしたところで急激にドル安が進行、レスキュー不可能と判断し5月末に敢え無く巨額ロスカットとなりました。その後は年末に進んだドル安で何とか利益を伸ばすことができました。

2019年は年始から300万近くの含み損を抱え、解消できないまま年末まで行ってしまったので節税のために損切り。それだけ損切ってもなお500万円ほどは利益が出たので大成功の部類です!それもこれも前年の大損の反省から年始に始めたメルマガのおかげ!声を大にして言いたい!「ありがとーーーーーーーっ!!」(p.s. 今年もヨローーー!!!)

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西原宏一のシンプルFXトレード