
アメリカは勿論ですが、最近ではウクライナに戦争を仕掛けたロシアや、台湾を狙っていることを隠そうともしない中国などの存在感が増しています。
米株投資にも大いに関係しそうなので、地政学の視点(位置、地形、気候、資源などが国家の政治、経済、軍事戦略に与える影響を分析する学問)でこの辺りの国がどの様な性質を持つのかを知るため、社會部部長著 <PR>「あの国の本当の思惑を見抜く 地政学(2025)」を読んでみました。
基本的には興味がない分野なので読み進めるのに結構苦労しましたが、入院で暇を持て余していたので何とか読み切ることができました!(笑)
例によって気になった所を抜粋します。
海洋国家と大陸国家の本質的な違い

世界は海洋国家(日本・英国・米国・豪州等)と大陸国家(中国・ロシア・EU等)に大別され、それぞれが国を守るために必要な戦略、
・海洋国家は防衛が有利なので他の大陸国家と協力して大陸の覇権国家の成立を阻む
・大陸国家は攻撃が有利なので領土を広げ続けて他国との緩衝地域を広げる
という違いがある。どちらも本質的には自国が占領されてしまうという恐怖に突き動かされているのでその時々の情勢(覇権を取りそうな大陸国家)次第で組む相手や戦う相手が異なり、主義主張の違いなどは単なる言い訳に過ぎず実は余り関係がないことが多い。
大国は皆不安を抱えている
ロシアも積極的に領土拡大に挑戦し、たった一国だけでヨーロッパとアメリカを揺さぶってる現状を見ると、強い国に思えるかもしれません。けれどもその強気の姿勢は、地理的な弱さから来る不安の裏返しです。ロシア国内では、自分たちは被害者であり、アメリカがヨーロッパと組んで自分たちを脅かそうとしているとの見方が根強いです。アメリカから自分たちを守るには、少しでも勢力圏を西に伸ばして、戦略縦深を深めなければなりません。ロシアからすれば、ウクライナや東欧に軍事力を行使してでも中立であり続けるように圧力を加えることは、国家としての正当な権利なのです。
中国の恐怖対象の中で日本は序の口で、今の最大の恐怖対象はアメリカです。アメリカは日本を拠点としてアジア地中海の制海権を握っており、中国東部を攻撃できる立場にあります。これにとどまらず、アメリカは中国が自国の一部と考える台湾を支援し、中国が武力侵略をした暁には参戦する構えまで見せています・・(中略)・・要するに、中国は理由もなく野心的な行動をしているわけではありません。ただ、潜在的な敵国と信頼できない友好国に囲まれていて、不安で仕方ないだけなのです。
「相手も自分を恐れている」という視点がかけると、「自分は正義で相手は悪だ」という結論に行き着きます。相手が真っ当な理由なく行動してるように見え、あるのは悪意だけのようにしか思えないからです。スパイクマンは言いました。「世界を善人と悪人に分けることはできない」と。
Tochiの勝手な感想
かなり大局観的な見方、もしくはマクロな視点で歴史を見れば、確かに概ね地理学の理屈で動いていそうな感じに思えました。
一方で、結局政治や経済を動かしているのは支配者である誰か(人間)なので、理屈よりも感情が優先してまれにとんでも無いことをやったりのするのでしょうから、個別案件に関しては必ずしも地理学的な理屈で説明がついたり予想がついたりはしそうもないなぁ、という印象でした。
であるならば、投資にはちょっと応用がムズいかと・・(当然か~!)


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