今週の振り返り。トレンドの転換もしくは激しい綱引き状態(18.4.30~5.4)

今年8度目の週1回のドル円の値動きチェックです。では早速、

みんなの外為のドル円チャートです。1時間足で丁度1週間分。

上昇後に一転して反落した週になりました。下値が108.6円、上値が110円、値幅1.4円と最近にしてはまあまあ動いた1週間でした。主な値動き要因は北朝鮮に絡む首脳会談、雇用統計などです。雇用統計は平均時給が予想(0.2%)を下回り(0.1%)、前回も下方修正されたことを受けて一旦下げましたが、ダウの上昇を見るや否や発表前を上回り、109円台を回復したまま引けました。今週末も北朝鮮関連のニュースが流れ概ねポジティブに捉えられていることから週明けからの好転も期待されます。

同じくみんなの外為のドル円チャート。日足で6ヶ月分くらい

2日上がって2日下がった週でした。水曜日にはトレンドの終了を意味する可能性が経験的に高いとされる、上下にヒゲを持つ「トンボ」が出現しております。確かにその後下げましたが、日足チャートを見る限りは120日移動平均線の辺りを意識して急な上昇を一旦調整しただけにしか見えません。もし20日移動平均線の辺りまで戻す様なら絶好の押し目買いのチャンスにも見えます。やはり当分は上値を試すものと考えるのが順当でしょうか。

さらにみんなの外為のドル円チャート。週足で2年分くらい

2016年末からの長期的な下落トレンド相変わらず、しかし一方で20週移動平均線を上抜けており、短期的には上昇トレンドが発生しつつあります。さらにここでも上下にヒゲを持つ「トンボ」が出現しております。売り手と買い手がそれぞれの思惑で激しい綱引きをしている真っ最中であることを物語っているものと考えられます。方向性としては若干買い方が優勢か?

買い手としては昨年の高値付近(114円辺り)が当面の天井として意識する水準だと考えられます。売り手としては年初来安値の105円を下回れるかどうか。共に現在値の上下4~5円ですが、現状では売り手がより多くの含み損を抱え(=移動平均線を平均売買コストと考えた場合、現在値がそれを上回っているので)不利な状況です。次に値動きの要因を探るため各通貨の強弱を見てみます。

Mataf.net Currency index、HourlyでUSD 25日分くらい。

どうやら最近のドル円のトレンドを支えていたドルがここに来て足踏みしていることがわかります。さらに上昇して90を上抜けるためには昨年10月頃の115円程度を回復する必要があると考えられますが、よほどのことがない限りは流石にそろそろ天井付近だと考えられます。

同じくMataf.net Currency index、HourlyでEUR 25日分くらい。

逆にユーロはダダ下がり。2017年4月から始まったユーロの急上昇もそろそろ天井付近だと考えられます。一時期はパリティ(1ドル1ユーロ)などと騒がれていた頃が嘘のよう、直近では一番の殺人通貨と化しております。

同じくMataf.net Currency index、HourlyでJPY 25日分くらい。

そして何故か強含む日本円。こちらはまだトランプ砲などがあれば上昇の余地が十分にある水準です。

さらにMataf.net Currency index、HourlyでEUR/USD/JPY 25日分くらい。

直近で青のユーロと紫の円の強弱が反転、ドルと円は同じ方向に向かって突き進んでおります。よってドル円の方向性は今後の成り行きでどちらにも向かう水準だと考えられます。

さて、10年債利回りとダウはこれにどう反応したのでしょうか。

Investingの10年債利回りチャート。日足で3ヶ月分くらい

先週一時3 %を超えましたが徐々に低下傾向です。利回りとドル円の相関が崩れてしばらく経ちますが、この水準では徐々に相関を取り戻しつつあるようにも思えます。とは言え、GDPは非常に好調で、利上げは当分継続することを踏まえると危険水準として意識される3%を今後上回るのは必死であると考えられます。

Investingのダウチャート。日足で5ヶ月分くらい

弱い雇用統計を見て逆に上昇するという不思議な展開を示しております。この利回り水準が株にとっては大きなリスクであることが伺える事実として、年初来高値を大きく下回った水準で推移しております。今後さらに利回りが上昇することを踏まえると米株のリスクオフがドル円にまで波及する事態も想定されます。

続けて原油、最後に一見無関係のビットコインの値動きを見てみます。

InvestingのWTIチャート。日足で3ヶ月分くらい

年初来高値を更新、需要を反映して非常に好調です。これが米のインフレ率及び金利を押し上げますが、ドル円まで波及するかどうかは株価次第となりそうです。ドル円の先行きとしてはリスクオフ(円高)要因となりそうです。

InvestingのBTCチャート。日足で3ヶ月分くらい

薄目で見ると何かしら相関が、、、見えません。とは言え、日本の個人投資家が多く買っているビットコインが好調という点はポジティブな要因とは言えそうです。

流石にラスト、

quick.co.jpのドル円ポジション。週単位で3年分くらい。CME、365は火曜、店頭は週末分。

重要なのは機関投資家のポジションを反映していると考えられるピンク色の棒グラフ、シカゴ通貨先物(CME)の統計です。ここに来てドル買いを大幅に縮小しております。もしこのまま2016年の様にドル売りを増やすようであれば日本の個人投資家(店頭FX)を燃料に円高の火付け役になりそうな勢いを感じます。

全体として、今後の利回りに十分な注意が必要そうながらも、まだまだ楽観的に思える相場状況です。しかしドル円は激しい綱引き状態、そろそろトレンドの終焉が近づいている可能性もありそうです。この方向性が見えるまでしばらくは様子を見たいので、来週の指値は取り敢えず保留にしたいと思います。

 テクニカル分析がとっても気になる 

余談ですが、最近FXのチャートリーディングの本を読み始めました。外為.comの雇用統計セミナーにゲスト出演していたアナリストの井上さんが執筆した本です。長年の経験を元に執筆されているだけあって不思議な説得力が有り、目からウロコな情報も多い反面、統計的な手法を一切用いていない、即ち統計的には全く意味をなさないであろうテクニカル分析に終始しているという矛盾を落ちこぼれ理系ダンとしては見逃すことが出来ませんでした。

逆説的ですが、これで勝てるならゼロサムゲームのFXなど成立し得ません。即ちテクニカル解析で勝とう(=負けない)など本質的には不可能なことを目指している(科学的根拠が欠如した占いや血液型診断の様な物な)訳ですが、にも関わらず(A型は几帳面などと言われると)説得力があるから不思議でなりません。

この方はサイコロで6ばかり出す強運の持ち主なのか、6を出したところで辞めたのか、6を出した猛者だけを集めた故なのか、、いずれにせよ凡人には到底到達し得ない境地に達した方だと言うことだけはわかります。行けるものなら同じ所に行ってみたいと願わずにはおれません (*´ω`*)うらやますぃ

さらに余談ですが、「外為情報ナビ」の「レポート」にて毎週同氏のテクニカルレポートが公開されています。注目の通貨ペアや方向性を、、占っている様なので是非一度覗いてみてください。チラッ(*´Д`)

 jp.tradingview.comにおけるテクニカル分析 

早速テクニカル分析を見てみました。

1時間足では売り。

日足では買い。

週足では売り。

スピードメーターを見ているみたいで面白いですが、これを元にブレーキとアクセルを踏んだら、、事故りそう?

コメント

  1. yifan より:

    相当精彩的博客,羡慕哦!