今週の振り返り。ヨコヨコ臭い、すごく臭い(18.5.28~6.1)

最近面倒くさくて仕方のない週1回のドル円の値動きチェックです。では早速、

みんなの外為のドル円チャートです。1時間足で丁度1週間分。

上値が109.8円、下値は108.1円程度。値幅1.7円は最近にしては比較的大きな動きでした。とは言え一週間で見るとこの通りの行って来い。6/1(金)の雇用統計、その後のISM共に非常に良好だったにも関わらず終値だけを見れば雇用統計前からわずか+10pips程度。

最近は雇用統計で全然動きませんね。。ほんの数年前はちょっと予想と違うだけで100pips以上動いたと記憶しておりますが、10pipsではわざわざ見る必要もないかも知れません。動いたのはそれよりもむしろ「雇用統計が楽しみだ」と強い内容を示唆したトランプさんのTwitterです。これで織り込まれてしまって発表された数値自体には意外性がなくなってしまったことが今回の乏しい動きの一因なのかも知れません。かなり迷惑な話ですが、それでも作られたニュースだけを見ているよりは幾分マシなのかも?

来週は当初言われていた日程が6/12と迫っていることもあり、米朝会談がネタになるかも知れません。正直アメリカから見て朝鮮半島に旨味があるとは思えませし、そろそろ古くなってきたネタな気もしますので市場がどの程度これを材料視するかは未知数です。ただ、動かしたい参加者が無理やり材料にする可能性には注意が必要です。

MT4 (meta trader4)のドル円チャート。日足で1年分くらい

赤色:20日移動平均線、 黄色:75日移動平均線、青色:200日移動平均線、横線や斜め線:Oanda「Autochartist」Chart Patterns and/or Key Level

今週は3日下落、2日上昇でした。様々なリスクが騒がれていた割にはドルが強い印象でしたが実際にはヨコヨコの様です。但し雇用統計でもそうだったように、上値は重そう。すでに109円後半の20日移動平均線に1回跳ね返されておりますし、その上には110円前半で200日移動平均線が重くのしかかっております。下値は「Autochartist」と75日移動平均線が一致して107円後半を示しており、確かに意識されそうな水準です。

みんなの外為のドル円チャート。週足で2年分くらい

今週はちょい下げでしたが、先週がかなり下げています。一旦戻したとは言えトランプ相場以降の下落トレンドを踏まえるなら買いにくい状況です。こうなると何故かがぜん買いたくなるから不思議です。本当は勝ちたいのか負けたいのか、、?

次は10年債利回りとダウです。

Investingの10年債利回りチャート。日足で6ヶ月分くらい

相変わらず心理的節目の3%を挟んでの動きが続いております。現状は3%を目指してあげている最中です。さらに利上げで3%を大きく上回って来るのは時間の問題です。

Investing10年債利回りドル円のチャート。30分刻みで1ヶ月分くらい

かなり相関が見られます。即ち、今後上昇が見込まれる10年債利回りはドル円の強いサポート材料と言えます。一方で金利がどんどん上昇すると今度は10年債に買いが殺到して金利が下がり、資金の米株からの移動を反映してダウが下がり、リスクオフの円高にシフトします。

問題はこの強い相関を示す2つの線の長期的なわずかな相関の”ズレ”です。昨年であればこの金利水準ならば120円くらいであったであろうことが今後のドル円の方向を示唆しています。円高、と!?

Investingのダウチャート。日足で6ヶ月分くらい

金利が下がっても必ずしも買い戻されていないダウ。すでに余震が頻繁に起きていることを伺わせるチャートです。大地震が起きるとすればこの辺りが震源かも知れません。

続けて原油、最後に一見無関係のビットコインの値動きを見てみます。

InvestingのWTIチャート。日足で6ヶ月分くらい

やっておりますね、一旦下げ止まって上げると見せかけてからの再暴落。おそロシア。やはり60$を目指して行き過ぎるというのがセオリーでしょうか。無職は手出し厳禁です!

TraidingViweBTCJPY(青線)FX-BTCJPY(オレンジ線)日足で半年分くらい

上げたり下げたりしているようですがこちらは誤差範囲。リスクしか無いけど値動きがない。もうBTC投資は終わったのか、次のフェーズに移ったのか。とにかくクソ面白くありません。だからといってこういう時にロット数を上げると小波で即死します。今BTCをやるくらいならその分をFXに回したほうがよっぽど懸命そうです。

ラスト、

quick.co.jpのドル円ポジション。週単位で1年分くらい。CME、365は火曜、店頭は週末分。

重要なのは機関投資家のポジションを反映していると考えられるピンク色の棒グラフ、シカゴ通貨先物(CME)統計の変化の方向性です。火曜日は相当ドルが売り込まれたはずですがCMEは乗り切れなかったようですね。この所さっぱり動きがないし、もう参考にならないデータになりつつあるといえるのかも知れません。

 総括と来週の戦略 

印象はともあれ、ヨコヨコに推移しております。となると長期的に仕掛けている「売りのループイフダン」だけでもいいのですが、レバレッジ規制の強化が延期したことを祝して(?)一応それとは別に上の抵抗線付近で売り、下の抵抗線付近で買いを仕掛けてみたいと思います。110.3円の売り、107.8円で買い。

週の後半で何を思ったか108.8円という中途半端なところで売りポジを作ってしまったのでこれは同根撤退(スワップ分損)の注文に変えます。

さてはて吉と出るか京都出るか (゚∀゚)/