来週の動きが気になる週1回のドル円の値動きチェックです。では早速、
みんなの外為のドル円チャートです。1時間足で丁度1週間分。
上値が110.2円、下値は109.2円程度。値幅1円と緩慢な動きでした。先週は下方向、今週は下方向でまたもや行って来い。値動き要因はECBの出口戦略、イタリア政局、米朝首脳会談、通商問題、ダウの好調などが材料視されていましたが、強弱入り乱れた材料だけに方向性は続きませんでした。また週末の6/8.9にカナダでG7の首脳会議が開催されることからも様子見された週になりました。
MT4 (meta trader4)のドル円チャート。日足で1年分くらい。
赤色:20日移動平均線、 黄色:75日移動平均線、青色:200日移動平均線、横線や斜め線:Oanda「Autochartist」Chart Patterns and/or Key Level
今週は2日下落、2日上昇でした。週明けから上値攻めでしたがMA200に見事に頭を叩かれて反落しております。MA20も下回ってしまったことでチャートを見る限り下攻めされる可能性が高いように思えます。
みんなの外為のドル円チャート。週足で2年分くらい。
週足で見ると若干下げているのでしょうかね。トランプ相場からの長期的な下落トレンドに変化は見られません。
次は10年債利回りとダウです。
Investingの10年債利回りチャート。日足で6ヶ月分くらい。
相変わらず心理的節目の3%を挟んでの動きが続いております。週間で見ると若干上げているようですがドル円は若干下げている模様。この微妙な相関のズレが気になります。このところは3%が心理的な節目となっているようですので短期的にもう少し回復の余地があると言えそうです。ドル円ならばドル高方向。なんとも悩ましい所です。
Investingのダウチャート。日足で6ヶ月分くらい。
米経済指標の好調、金利の3%以下での推移を眺めてダウが漸く回復の兆しを見せ始めております。これが続くようであればリスクオンの強い材料になりそうです。
続けて原油、最後に一見無関係のビットコインの値動きを見てみます。
InvestingのWTIチャート。日足で6ヶ月分くらい。
「中国の消費低迷が~」などと言われて下げたりしているようですがかなり当てにならない言い訳のように思えます。最近ガソリンを入れると高いのでどんどん下げてくれればありがたいですが。
TraidingViweのBTCJPY(青線)、FX-BTCJPY(オレンジ線)。日足で半年分くらい。
相変わらずのヨコヨコです。もう撤退してしまったので冷静に眺めることが出来ます。未だに仮想通貨は騒がれておりますが、投資として考えたときには何もBTCに拘る必要は全く無いので動きがないときにわざわざ乗る必要はありません。
とは言え、将来的に”資産税”などが導入された際には海外の業者で購入して自分のハードウェアウォレットで保存しておけば銀行を介さずに済むので合法的に納税を免れることができないかなぁ。などと妄想が膨らみます。
ラスト、
quick.co.jpのドル円ポジション。週単位で1年分くらい。CME、365は火曜、店頭は週末分。
重要なのは機関投資家のポジションを反映していると考えられるピンク色の棒グラフ、シカゴ通貨先物(CME)統計の変化の方向性です。この所さっぱり動きがないので参考になりません。
総括と来週の戦略
特に先週と変わりなしです。110.3円の売り指値が刺さらなかったのが残念ですが、まあまたチャンスはあるかも知れません。MA75は上向きですし、その付近まで下げるようであればこの範囲での揉み合いを期待して買うのみ。
どちらにせよもうちょっと、、、動いてほしいです。