昨年末にS&P500の自動売買の巨額のマイナススワップに耐えかね、Oandaとの併用からExnessのみにしたばかりなのですが、収支を計算しようと年始にExnessを確認した所、「スワップフリー」が地味に改悪されていました!しかもサイレント改悪という・・(汗)
「スワップフリー」の改悪内容
これまでのスワップフリーは、標準レベルでも仮想通貨と株式(やそのインデックス)はスワップフリーでした。
以前の「スワップフリー」の内容(Exnessログイン > 設定 > 取引条件 > スワップフリーの「詳細を読む」)
それが何の告知もないまま、株式とインデックスが「優待スワップフリー」にしれっと移動されておりました(24.1.5現在)。
株式、インデックスは優待のみスワップフリーに改悪!
この米国の高政策金利下でスワップフリーを維持するのが大変なのは理解できますが、優待の基準もスタンダードの基準も明確ではないので、非常に困りものです(毎日判定され、持ち越しポジションが多いと突然優待が取り消されるらしいのだが、基準は不明)。
対策はどうする?
他にもXMのKIWAMI口座など、スワップフリーを売りにしている口座はありますが、やはりこの高金利下で維持するのは難しいらしく、突然スワップフリーが停止される様な事態が散見されているようです。
・猫賢者さんぶろぐ「XM KIWAMI口座からスワッププリー停止の警告を受けました」
だとすれば、もうマイナススワップが比較的安いところを探して移るしかないのでしょうか・・?
もしくは、現状でも「標準でスワップフリー」の仮想通貨(例えばBTCUSD。BTCJPYはマイナススワップ)をやるとか・・?
わずかなれど光明も・・
同じくExnessを使用している脱サラ投資ブログ仲間のa40さんがExnessに直接問い合わせして下さいました!
この回答から、少なくとも現状では、インデックスのポジションだけを持ち越しても優待を取り消されることは恐らく無さそうだと判明しました。
つまり、まだ(辛うじて続けても)大丈夫そう・・。
しかし、いつまた(サイレントに)改悪されるか全くわからないので、マイナススワップが付加されていないかをMT4で常に気にしつつ(下図)、もし付加されるようになった場合にはどうするのかも検討しておく必要がありそうです。
MT4(メタトレーダー)のチェックポイント1。スワップはゼロのままか!?
チェックポイント2。MT4 > 表示 > 気配値表示 > 通貨ペアを右クリックして「仕様」を選択。取引条件にスワップの項目がないか!?(図はBTCJPYなので項目あり。でもロングならゼロ)
Tochiの対策:BTCのグリットトレードを始動!
という訳で、今年4年に一度の半減期を迎えるのでアノマリー的には上昇が期待できそうで(下図)かつ、まだ標準で「スワップフリー」であるBTCの自動売買をS&P500と同じ口座で、少額だけ追加で走らせることにしました!
半減期(肌色の年)とBTCの価格推移のアノマリー(アンゴロウさんYoutubeより)
これでもしS&P500の自動売買にマイナススワップが付き始めたらBTCの自動売買のみに切り替える予定です。
更にBTCにまでマイナススワップが付加されるようになったら・・・その時に考えます(笑)恐らく他の「スワップフリー」銘柄に変えるか、より安いスワップのブローカに移るかな。
設定条件の詳細はコチラにまとめて記載します。
BTCは発行上限が決まっているので、刷り続けて価値が減り続ける事が運命づけられている通貨とは異なり、(通貨で測る)価格の上昇が期待できます。その一方で、取引所がしばしばハッキングされて暴落しますし、もし解読されてしまうと暴落どころか価値がゼロになってしまうというリスクも孕みます。果たして通貨とどちらがまだマシなのだろうか!?
もう大儲けの予感しかしない!(*毎度のこと)
==24.1.6追記 注意喚起:インデックスのみでも優待が取り消されるケースがある模様==
本ブログの読者さんから、S&P500のインデックス取引のみにも関わらず、優待スワップが取り消されてマイナススワップが付加されているとの情報を頂きましたので、優待状態及びマイナススワップの付加状況に十分にご注意下さい。
また、もし優待が取り消されてしまった場合でも、JP225やBTCUSDなどはスワップゼロの様です(*少なくとも今のところは・・)。
スワップポイントの詳細は、PCのMT4 > タブの「表示」 > 気配値表示 > 通貨ペアを右クリックして「仕様」を選択、または、「投資計算機」をご参照下さい。
コメント
exnessで先月からtochiさんの記事を参考に、sp500の自動売買を始めさせていただきました。
で、マイナススワップの話ですが、1月4日に、スタンダードスワップフリー口座になってしまい、マイナススワップが付き始めました。私はsp500の自動売買しかしていませんので、インデックスポジションの持ち越しだけでも優待スワップフリーの取り消しは残念ながらあり得そうです。
ぞーすいさん
>インデックスポジションの持ち越しだけでも優待スワップフリーの取り消しは残念ながらあり得そうです。
貴重な情報をありがとうございます!
自分はExnessを開始して半年以上になりますが、1/6現在を含めずっと優待のままで未だに変化はありません。
明確な基準を教えてくれないので一体何が違うのかサッパリわからず非常に困りますね・・。それとも時間の問題だけでもうすぐ取り消されるのだろうか(恐怖)
MT4で取引条件を確認すると(PCのMT4 > タブの「表示」 > 気配値表示 > 通貨ペアを右クリックして「仕様」を選択)、スワップポイントが表示されない、もしくはゼロのものもちらほらあるようです。見た限りではBTCUSDmやJP225m、US500×100mなど。
気配値に表示する通貨ペアを追加するには、PCのMT4 > タブの「表示」 > 通貨ペアリスト > 表示したい銘柄を選択して「表示」をクリック、で出来ます。
もしくは「投資計算機」を参照。
https://www.exness.com/ja/calculator/
マイナススワップの大きさにもよりますが、SP500だと恐らくかなりのマイナスになるので、米の政策金利(スワップは政策金利差が基準になる)がある程度下がるまではスワップが無い銘柄を選ぶようにするか、さもなくばより低スワップなブローカーを探すのが対策として有効かも知れません。
それにしても、JP225(日経225)がゼロっていいですね。BTCよりこっちの方が良かったかなぁ・・。
いつも有益な記事をありがとうございます。急いで自分のスワップフリーレベルを確認し、全体の60%(スタンダード:0%、優待:100%)くらいで「優待」となっておりました。過去に5か月くらいsp500の自動売買を行っております。今の条件のままなら、優待は維持されると思いますが今後どうなるか非常に不安です。低コストでこのスワップフリーレベルを上げることができれば、安心できるのですが。。。
投資計算機を使用して、
口座タイプ:スタンダード
口座通貨:JPY
金融商品:US500m
ロット:1
で計算すると、
スワップロング:−12545.93 JPY
と計算されたのですが、この値が何を意味するのか、ご教授いただけると嬉しいです。
>この値が何を意味するのか
よくよく見ると割りと謎な数値ですね(笑)
Exnessログイン > パフォーマンス > Exnessのメリット > 「スワップフリー」をクリックすると、優待で割り引かれたスワップポイント一覧が出てきます。
これを見ると、24/1/4木(合計4lot)の値でマイナススワップが3.47$なので、1lot辺りだと0.8675$です。
一方、「投資計算機」ではUSD表記で1lot辺り「−86.76 USD」と表示される(24/1/6土曜日現在。日本円換算ではほぼ−12545.93 JPYと同等)のでほぼ100倍、1lotの100日相当のスワップポイントが表示されているものと考えられます。
但し、「投資計算機」の方は日付かわかりませんので、もしかすると3倍スワップの金曜のものをたまたま表示している可能性も考えられます(土曜に見たので)。
ややこしいので確実な方の「優待で割り引かれたスワップポイント一覧」の方で計算すると、現在のSP500が4697.48$なので、1日で-0.8675$の場合、-0.8675($, スワップ)÷4697.48($, SP500価格)×365(days)×100(%に変換)=-約6.7%が年利のマイナススワップ相当だと考えられます。
現在の米国政策金利が5.25%~5.50%なので、やや高めのスワップポイントのブローカーと言えるのかも知れません。
概算ですが、Axioryは恐らく-8.8%程度、国内のOandaが-7.9%とのことなので、Exnessはむしろやや安めのようです(アレっ?)。なお、より正確には分配金分や平均スプレッドなどを加味して比べる必要があります(非常~にややこしい!)。
参照
https://www.axiory.com/jp/trading-conditions/calculator/?ib=8632
https://www.oanda.jp/cfd/financing
試したことがないのでハッキリしたことはわかりませんが、「US500_×100m(契約サイズが100倍)」の方はロングのスワップもゼロなので、心配しながら「US500m」で1lotの売買を行う位なら、「US500_×100m」の方で0.01lotの売買をすれば問題ないのではないかという気もします。
ん、「決済のみ」との記述があるので、スタンダードコースだとロングが出来ないのかも?プロコースであれば使えるのだろうか・・(謎)。*テストしましたが、プロコースでも「決済のみ」との記述でした。
JP225mはスワップポイントがゼロということであれば、ビクビクしてUS500mを取引するよりはこちらの方がいいかも知れませんね。
世界の株式指数は非常に連動性が高い(JP225は円安とも良く相関する)ので、今後円高に向かった場合はUS500mと多少差が付くかも知れませんが、日銀が買い支えるだろうし、仮に日銀が政策金利を利上げしたところでたかが知れているだろうし、年間7%弱も手数料を払うよりはマシな可能性の方が高い気がします(但しゼロがいつまで続くかは・・笑)。
いろいろと計算していただき、ありがとうございました。Exnessはむしろ少し安めなんですね。優待が続いている間に、少しポジションを縮小して、精神衛生を良く保てるように対処いたします。もう、ジゴクはこりごりです(笑)。JP225mに関するアイデアもありがとうございました。この自動売買は、大きく下がっても最終的に上がる自信がないと続けられないので、JP225mを自動売買するのは、私の中で日本の株価上昇にもっと期待出来たら・・・になると思います。
>Exnessはむしろ少し安めなんですね
残念ながらこれでもむしろ安目の様でした。しかも分配金もしっかりと貰えるので条件はかなりいい方なんだろうと思います。例えばですが、これをキッカケにイスラム教に改宗すればスワップフリーのイスラム口座を作れる所は多いみたいですが・・ラマダンかぁ(汗)
>日本の株価上昇にもっと期待出来たら・・・
わかります(笑)
最近は円安で調子がいいとは言え、未だに30年以上前のバブル高値にすら戻せていませんし、日本経済の世界的な地位の転落っぷりを見ていると短期ならともかく、長期投資には中々手を出し辛いですよね。。悲しい限りです。
まぁ、恐らくインデックスの標準スワップフリーが維持できなくなったのは米政策金利が高くなりすぎたせいだと思うので、金利が落ち着けばその内しれっと標準に戻すのではないかという気もしますので(*願い)、状況に応じてポジション量をコントロールして精神衛生を保った投資をするのが一番スマートなやり方なんでしょうね!
Tochiさんが優待スワップフリーを維持できているのは、過去の総決済数とかも関係してるのかもしれないですね。私は始めたばかりで、決済取引が非常に少なかったので。。。
マイナススワップが結構キツいので、プラ転したタイミングでus500mは、手仕舞いして、jp225mへの移行を検討しようと思います。
半年ぐらいjp225mを取引して決済取引数を増やして、優待スワップフリーを取り戻したら、またus500mに戻る、みたいな感じにしようかなーって思います。どーなるかわかりませんがw
ちなみにTochiさんならjp225mやるとしたら取引設定は、どんな感じにしますか?
>過去の総決済数とかも関係してるのかもしれない
かも知れませんね。もしくはコースの違いか、ロット数の違いでしょうか。自分はスタンダードコースの1lot単位で半年ほど前からExnessで運用しております。
>半年ぐらいjp225mを取引して決済取引数を増やして、優待スワップフリーを取り戻したら、またus500mに戻る、みたいな感じにしようかなーって思います。
良さげですね~!
自分はもしこの先優待が取り消されるようであれば、政策金利が落ち着いてインデックスのスワップフリーが復活するまではjp225mに変えてもいいかもと考え始めております。
判明している基準としてポジションの持ち越しが多いと優待が取り消されるのであれば、ドローダウンが辛くなった際に取り消される可能性が高く、結構厄介そうなので。ただjp225mはこの先恐らく来そうな円高にはやや弱そうという・・悩ましい所です。
>jp225mやるとしたら取引設定は、どんな感じにしますか?
MT4で過去のデータを元にシミュレーションを行ってSP500と同等のリスクないしはリターンが得られそうな設定にすると思います。まだやっていないので具体的な数値は何とも言えませんが、PC版MT4 > 表示 > 「ストラテジーテスター」で、EAに「Sengoku」を選び、「エキスパート設定」に調べたい設定を入力することで簡単にシミュレーションすることが出来ます。場合よっては、より長い期間の、より短い時間足の値動きデータを何処かでダウンロードしてMT4にインポートする必要があるかも知れません。
より簡便には、jp225もSP500と似たような動きをするはずだと仮定し、SP500と同様に最高価格の2%程度を売買幅にして最大数を10ポジション、ロット数はレバレッジ比率や価格の違いを補正した値を基準にすることで似たようなリスク・リターン比に出来るのではないかと思われます。