2022年の初頭から約2年運用してきた国内証券のOandaにおけるS&P500の自動売買ですが、この年末で撤退することにしました!
撤退理由
海外口座のExnessで行っているS&P500のループイフダン自体は絶好調なので、国内口座のOandaからのみ撤退します。それは予想外に高くなった米金利のせいでマイナススワップがヤバいからです!
Oandaの高すぎるマイナススワップ
3ヶ月ほどポジションを持っているだけで利確してもトントンな程度のマイナススワップが発生してしまいます。勿論分配金も出ますが、全く追いついていない状況です。
これでも上手くやれば利益にはなりますが、同時に走らせている海外口座のExnessはスワップフリーで、こちらの方が遥かに儲かっているため、現状の様な高金利下では無理やり国内口座を使い続ける(申告分離課税、繰越控除が可能という)旨味が乏しいと判断しました。
2年間の収支
2年間の合計で、OandaのS&P500自動売買の収支は +49万円でした(スワップ及び分配金を含む)。
ただし、今年は昨年から持ち越していたポジションの決済が続いたため、多額のマイナススワップの支払いが発生し、 -13万円と足が出てしまいました。
スワップポイントだけでこの2年で128万円も支払っていたことになります。利益全体の実に72%もの金額をスワップポイントで支払った計算です。流石に高すぎなので、これ以上続ける気が全くしません!
Oanda(国内口座)の履歴
Oandaを選んだ理由
海外ブローカーと比べると取引条件(レバレッジや手数料、スワップポイント、商品数など)が不利なものの、税制の点(申告分離課税、繰越控除が可能)でメリットがある国内ブローカー、Oandaを併用していました。
Oandaは世界的なブローカーの1つであり、しかも国内口座ということで安心感が高い反面、レバレッジが10倍と低いため、必要資金が多くなる点に注意が必要です。
・Oandaでの設定や必要資金の詳細は以下
設定履歴と損益
開始日時:22/1/28~ 2Lot(現物2株相当)、値幅48$、最大20ポジ
22/3/1・・・効率化のため最大10ポジに減らしてLot増加(3Lot)
22/3/23・・・効率化のため値幅96$、最大5ポジに変更(5Lot)
23/2/20・・・約定しなすぎなので1Lot、値幅96$、最大10ポジを追加
23/6/20・・・約定が再開したので1Lot、値幅96$、最大10ポジを停止
23/6/22・・・5Lot、値幅96$を最大10ポジに変更
23/7/13・・・2Lot、買い幅48$、利確幅96$、最大20ポジに変更
23/12/4・・・マイナススワップが厳しすぎるので撤退!
損益及び決済履歴
*履歴とポジションはチャートをクリック(myfxbook)
今後はどうするか?
Oandaの資金が浮いたので、儲かっているExnessのS&P500のポジションを増やそうかとも考えたのですが、雑所得を(経費を除いて)年43万円以内に抑えることで国保や年金といった社会保険料を大幅に減らすことができるので、これを狙うためにExnessのポジションは変えないことにしました。いわゆる制度的に優遇されまくっている高齢者への擬態です(笑)
浮いたお金は社会保険料に影響を与えないNISA口座や、特定口座での米株に充当する予定です。
多少儲けが減ったっていい。とにかく1円でも(利権と高齢者に使われるだけのムダな)税金を減らしたい!🤮
コメント
私もまだユーロ円のショートをかなり持っており、マイナススワップがヤバいので逃げたいのですが、含み損がとんでもなく膨らんでいて身動きが取れません。
まるでローン地獄で利息だけ払っているようなもので、スワップ合計がいくらなのか恐ろしくて見れません。
高齢者へ擬態すると国保の減額や年金免除だけでなく、コロナ以降はお金をくれるようになりましたからねえ。
私はこれまで何やかんや擬態できませんでしたが、来年は文句なく恩恵に預かれます(泣
ただ、いいかげんバラ撒きやめて財政規律を取り戻さないと本当にヤバい気がします。
>スワップ合計がいくらなのか恐ろしくて見れません。
わかります。自分も見ていなかったので決済後に確認して128万円のマイナススワップだと知って驚きました!
S&P500 CFDは年末ですし、日足のRSIが買われすぎでMACDもデットクロスになりそうだったのでカットする分には分かり易いタイミングで助かりました。
>いいかげんバラ撒きやめて財政規律を取り戻さないと本当にヤバい気がします。
まー、その通りだと思いますが、全くやめる気配がありませんねぇ(笑)
そもそもインフレなのにばら撒くとはどういうつもりなのか、歴史的な水準の円安なのに異次元緩和すら辞める気がなくてどういうつもりなのか理解に苦しみます。もう利権意外に全く興味がないんでしょうね。しかも、最近ではそれを一切隠さなくなったことも驚きです。
同じOANDAでジゴクを見ました。今なら、過去の損益をすべて含めて-20万でこのスワップジゴクから脱出できそうで、どうするか悩んでおりましたが、Tochiさんの記事を読んで完全にExnessへ移行する決心ができました。
こんにちは!
>同じOANDAでジゴクを見ました。
海外口座は特有のリスクがありますが、国内口座は色々と取引条件が悪く、特にこの様な高金利下での長期ポジション保有は不可能に近いですよね。
一方で、Exnessのスワップフリーは非常にありがたい反面、海外口座ということもあって信用出来るのかどうかの疑念が残ります。
この点、WikiFX(https://www.wikifx.com/ja/)によると、スコアが
Exness:8.29と、XM:8.13やAxiory:6.11よりも高いですし、4カ国でライセンスも持っているということなので少なくとも今のところは問題ないだろうと考えています(23.12.6現在)。使用中はこの手のサイトをたまに確認したほうがいいかも知れません。
当然、WikiFXの信憑性も気になりますが、今年問題を起こしてサービスが停止した(しかも複数のインフルエンサーが押していた)GEMFOREXは2.88で複数の被害報告の記載もあり「注意:WikiFXでの評価が低すぎます、利用しないでください」との評価なので、ある程度は現状を反映していると思われます。また、SNSやForex Peace Army(https://www.forexpeacearmy.com/)等で出金拒否や口座の強制閉鎖などの報告が多すぎないか、その後対応が為されたのかを調べるのも有効だと思います。
なお、同じくスワップリーの海外口座としてはXMのKIWAMI極口座があるようなので、取引金額が増えてリスクを分散させたい場合にはこちらを併用するのもいいかも知れません。FXでもスワップフリーなのはかなり魅力的ですね・・。
何れにせよ、この高金利下で国内口座を選ぶことは困難極まりないので、自分としては他に選択肢がなかった感じでした。
別に海外にこだわっている訳ではないので、国内勢にはもっと頑張って欲しいところですね。
GEMFOREXは2.88だったんですね。とても参考になります。今後も記事を楽しみしています。
WikiFX自体が評価対象から広告料を貰っている所謂「食べログ」のような経営を行っているという話もあるので、あくまで参考程度の数値ですかね・・。金融業界は闇が深い!