初めての優待クロスの結果!損益と税制、今後の方針

IPOが余りにも冴えないので、FIREのクッションとして保有している日本円で優待クロスに初めてチャレンジしました!

 

優待クロス:ドトールとクオカードとコシヒカリが欲しい無職

 

果たして上手く行ったのか!?

 

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 損益と優待品 

TochiはメインバンクがSBIというこもあり、今回はSBI証券の一般信用クロスを初めてやってみました。何やら複雑で理解できなかった「逆日歩」が発生しない15営業日だけの信用である、一般短期を用いました。今回は初めてなのでフライング(16営業日前に売る)はなし。結果は・・

 

 

6月末優待の一般信用(短期)クロス結果

 

経費(貸株料)が合計8,019円優待品が24,000円相当、差し引き利益が15,981円、利益率は投資資金比で0.11~0.68%となりました。

また、すかいらーくは直ぐに一般在庫がなくなりましたし、IBJもすぐ消えたものの後日一時復活し、小林製薬に至っては権利落ち日の数日前まで在庫があったので、少なくとも小林製薬に関しては売るのがかなり早すぎたようです。

QUOカードの様な金券と異なり、現物の優待品は余り人気がないのかも?

 

 貸株料の税制区分 

信用も現物も売買手数料と現渡は無料(プランによる)、貸株料に関しては、口座管理 > 取引履歴 > 譲渡益税明細 によると、譲渡益の経費としてカウントされておりました。貸株料が利益の場合は雑所得なのですが、損失の場合は譲渡損益と合算されるという謎仕様でした・・

 

 

譲渡益税明細(SBI証券)

 

一般信用の短期は15営業日ですが、土日を挟む関係で21日分でした。また、株価が変動すると貸株料も変動する(金利は年3.9%)ためか、最初の計算と数円~数十円異なっていました。また、すかいらーくだけは計算よりも500円高い手数料が課されており、これが一体何者なのかは目下SBI証券に問い合わせ中です。。

(24.7.2 回答により追記)取得単価の計算の際、円未満を切り上げる関係で2,200.5円が2,201円で計算されたことによって、1,000株だと500円(=0.5円×1,000株)の計算上のマイナスが発生したのが原因のようです(激安の株を大量に売買したら微妙に節税になる感じかも?)。

なお、画像中央のカッコ内の数値が貸株料などの手数料に相当するので、一番右の数値ではなくカッコ内の数値を見れば良い様です。

 

どうせなら配当と配当落調整金のことも判明してからまとめようと思っていたのですが、配当の入金は権利落ちから2-3ヶ月後になるとのことだったので、今回は貸株料のみの結果になります(源泉分の差はあるものの、最終的にはプラマイゼロのはず)。

 

 

== 24.10.4追記 配当&配当落調整金の取り扱い ==

現渡から2-3ヶ月後に配当及び配当落調整金(信用配当金)の取り扱いが判明しました。

 

 

譲渡益税明細(SBI証券)

 

やはり一般信用クロスであれば配当=配当落調整金(信用配当金)となるようです。但し配当は源泉徴収(約20%)が為され、これが還付される場合は翌年始になるので、それまでは配当額の約20%が買付余力から削られる場合がある点は抑えておく必要がありそうです。但し、もし譲渡益の源泉徴収残があれば配当落調整金のマイナス時に配当の源泉徴収分と同額が還付される筈です。Tochiの場合、今年は既に損出しをしたのでここでの還付は・・ナシ!(泣)

なお、配当落調整金は譲渡損失扱いの様です。

 

また、制度信用の場合は逆日歩のリスクが有る反面、配当の15%ほどが利益になるという謎の噂も聞くのでいつか検証してみたい所です。

 

 今後の方針 

正直な所、思っていたより遥かに微妙というのが初めて優待クロスをやった感想でした。

 

例えば、2,000円のQUOカードを得るのに1,348円もの手数料を払って、差し引き652円得をするために結構な手間を掛け、しかも現金から使用範囲が限定されたQUOカードに変わるという価値の低下を伴っているので、これで本当に儲かったと言えるのかどうかが、かなり微妙に思えました。

 

また、例えば「すかいらーく」は1万円以上の利益という計算になり、お得感からも人気の高い優待の様ですが、正直Tochiの場合はこの優待がなければすかいらーくに行くことはまず無いので、5,000円以上の貸株料を支払ってまで1.7万円のクーポンをゲットするのが果たしてお得なのかどうかはなかなかどうして意見が分かれそうなものです。

 

IPOはハガキ職人みたいな印象でしたが、優待クロスは費用もかかるのでさながら中身の見える福袋といった印象か。(福袋ってお得な気がしなくて人生で一度も買ったこと無いんだが・・)

ただ自分で欲しいものを選んで争奪戦に参加するという点はIPOには無いものなので、狩猟本能に訴えて来る優待はやっていて面白かったです。利益はどちらも微妙・・

一方で、損出しのような計算上の損失ではなく、貸株料という現実的な損失が発生するのが結構ネック。ただ、優待品が金券ショップやオークションで簡単に売れるものなら手間を抜きにすればアリかも?

 

結果的に、Tochiとしてはあれば確実に使うもので、かつある程度の割合の利益が望めそうな場合だけ参加する感じでいいのかなぁ、と考えている次第です。

 

 

また、SBIの一般信用だとすぐに在庫がなくなって選択肢が少なすぎるので、複雑だけど今後は制度信用も使えるようにしたいと思いました。

< 動画の内容 >

・制度信用はどの証券会社でも同じ結果になる

・制度信用の逆日歩は日を跨いではじめてかかる(同日中は無料)

・制限措置で貸株料の倍率が変わる(注意喚起・停止=MAX8倍、臨時措置MAX10倍対基本料、停止もある)

・権利付き銘柄も権利落ち日の前日が4倍、6日前から2日前まで2倍

・基本料は当日の終値で決まる。土日分も貸株料が発生する

・最高料率早見表(1日・1株あたり)はコチラ

 

いやいや、全然わからんし・・(汗)

コメント

  1. 888 より:

    一般やるなら日興がないと厳しいですね。逆に日興だけあればどうにかなります。
    すかいらーくは人気銘柄なので日興の一般で1ヵ月以上前からが定石ですね。
    ヤフオクとかにそのまま流せば手数料引いても万券確定みたいなものです。
    同じく人気銘柄のマクドナルドは継続保有制限が付いたので端株利用で余裕を持って2万以上で捌けます。

    アークとか小林は一般の在庫が豊富なので制度でも問題ない位です。
    アークは6月は逆日歩が付きにくい特性がありますので自分は敢えて制度です。

    金券屋はヤフオクとかの手数料を考慮すると査定90パー以上の案件は利用価値があります。(クオとか)
    買取合計1万以下なら個人情報不要な店が多いので何件か周って・・・ゲフンゲフンw

    • Tochi より:

      888さんこんばんは!

      >逆に日興だけあればどうにかなります。
      やはり日興ですか!
      確かにSBIの3.9%は高すぎますし、IPO資金で日興には50万円を常に入れてあるのでもう少し足して一般在庫の多い日興でトライした方が遥かにいい気がしてきました。

      >ゲフンゲフンw
      (笑)
      なるほどそんな手があるですね~、面白い世界だなぁ~(メモメモ..)

      Professional & 貴重なコメントありがとうございます!

  2. 無断で弟子 より:

    優待クロスの第一歩目お疲れ様でした!
    実際にやってみると、ふとした時に新しいアイデアが浮かんでくるかもしれないですし、すかいらーくで実際に食事をしたら、何か変わるかもしれません。
    優待が来るの楽しみですね!

    >すかいらーくだけは計算よりも500円高い手数料が課されており、

    この結果が気になります。もし、原因が分かりましたら、共有していただけると大変助かります。

    • Tochi より:

      こんにちは!

      >すかいらーくで実際に食事をしたら、何か変わるかもしれません。
      まさにですよね
      幸せの香りのする素敵な発想だなぁ。頭でっかちばかりは本当にイケませんね!

      >すかいらーくだけは計算よりも500円高い手数料が課されており
      「取得単価の計算の際、円未満を切り上げる関係で2,200.5円が2,201円で計算されたことによって、1,000株だと500円(=0.5円×1,000株)の計算上のマイナスが発生した」のが原因のようです。貸株料が高くなったわけではなく、税金の計算上だけ損失が大きくなった(税金が減った)だけでした
      優待に限らず取得単価は同じ計算のようですが、これまで取引報告書などを真面目に見たことがなかったので気が付きませんでした(汗)

      (・・超低位株などで上手くやれば節税法になりそうですね)