もしかして、家を買うより海外移住を検討した方がいい?社会が老化するのは何のため?

今住んでるアパートは海から近く設備もいいのでとても気に入っていますが、バイクに乗るには道が悪く大型店に行こうと思うと一苦労です。何より手狭になってきたのでそろそろ新しいアパートに引っ越すか、妊活の目処がついたら家を買うのもいい気がしています。

しかし何故かなかなか実際に探す気が起きません。

 

というのも「本当に日本に、しかもこの時期に、家を買っていいのだろうか?」という疑念が拭えないのがその大きな要因です。

 

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 ジャポンはお先真っ暗? 

日本は最高にいい国です。ご飯は美味しいし、治安も良好、物価は安いし衛生面もサービスも申し分がありません。今の所は・・(汗)

 

一方で、超少子高齢化にも関わらず賦課方式の社会保障を削減するどころか増やし続け、これに呼応する形で税金を上げ続けています。このままだと消費税増は勿論、その内金融所得課税も増税するだろうし、それどころか資産課税も課される様になる可能性が高いように思えます。

唯一、維新だけが「高齢者の医療費窓口負担3割」を最近言い始めましたが、与党はもちろん、その他の野党もゴリゴリの高齢者優先政策ですし、高齢化比率がどんどん上昇する一方の現状では抜本的な社会保障制度改革を行うより現役世代の負担を上げる方が政治的なモチベーションが高いのだろうと推測されます。

 

それで社会保障が維持できるのであればまだマシですが、どうもそれが無理そうなことが大きな問題です。とある推計によると、楽観的に毎年1%の経済成長があるとしても2050年には可処分所得が半減、国民負担率は70%に達する見込みとのこと(下図)。

 

 

このまま行くと2050年の国民負担率は70%、可処分所得は半減へ!

https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51892885.html

 

こうなると自活できない現役世代が急増するだろうし、そうなるとさらに社会保障支出が膨らむので、どこかで政府財政ごと破綻状態化するのが避けられない状況に思えます。具体的には国の借金急増による円の信用失墜で継続的なスタグフレーションが生じ、日本が非常に貧しい国になるのが避けられない、しかもほんの20-30年後には、様に思えます。

(まぁ、その前にWorld War 3が勃発したり、米国政府の方が先に破綻する可能性だって少なくないでしょうが・・。)

 

是非とも外れて欲しい予想ですが、悲観的なTochiに言わせると社会保障制度を何とかしない限り日本の将来はお先真っ暗にしか思えないのです。

 

 生物は何故死ぬのか?老化の役割とは? 

単に制度の問題なのだから理論的には制度を変えれば日本は幾らでも良くなる余地があります。例えば賦課方式から積立方式に戻すだけで解決です。しかしそれすら一向に出来ない。議論すらされない。一体何故なのか?

 

どうも日本の現状を見ていると、末期ガンの様な状態に見えてなりません。

個体の生存システムから外れて役に立たなくなったにも関わらず、死ぬこともない細胞が増えすぎて遂には個体そのものを殺してしまう。でもどの細胞が悪い訳でもなく、個々の細胞はただ生きているだけ、死なないだけ。

死ぬべき細胞が死ななくなるガンの原因はエラーの蓄積、主に老化が原因だと考えられています。

 

一方でガンにならない哺乳類(ハダカゲバネズミ)や、寿命のない生物(バクテリアやベニクラゲ)も存在します。この様な発見から、老化や寿命は、実は進化によって獲得された機能なのではないかという説が提唱されています。

言い方を変えると、老化や死の役割は、より優れた遺伝子を持つ新しい世代のためにスペースを譲ること(で進化を加速させているの)ではないかというアイデアです。

 

ここで日本社会を一つの個体だと考え、ヒトを細胞に見立てると、細胞の多くが老化した日本社会においては、エラーを修復(社会制度を時代に合わせて刷新)するより、いっそのことガン化して日本社会そのものを死に追いやってしまった方が新しい社会を創造する上でより効率的だし、進化的な側面からもより自然なことだと言えるのかも知れません。

 

一見とてつもなく大げさな話にも聞こえますが、例えば私達の日常で考えると、「余りにも古くなってきたら修理するよりも新しく買い直したほうがコスパもいいし、新機能もついてくるから何かと便利!」といった判断は割りと普通なのではないでしょうか?

 

 ノミに学ぶか一緒に逝くか?で、どこがいいの? 

ここで、もし自分が日本という個体の細胞として振る舞わざるを得ない場合は、個体の死=細胞の死になってしまいます。

一方で、もし日本という宿主に寄生するノミとして振る舞うことが可能な場合は、新しい宿主に逃げるという生存戦略が残されます。そう、海外への移住です。

 

 

ところで、海外移住するならどこがいいのでしょうか?

 

富裕層にはオーストラリア、アメリカ、カナダなどが人気のようです。まぁ、物価はヤバそうですね!

超富裕層の海外移住先最新トップ10ランキング! | 富裕層の資産運用・債券のご相談ならIFAのウェルス・パートナー
はじめに 超富裕層の方々にとって、海外移住は一つの選択肢として重要な存在となっています。そこで本記事では、超富

 

 

庶民にはタイマレーシアが人気。ただ近年、MM2Hビザは条件が厳しくなり、エリートビザは廃止に!

https://www.longstay.or.jp/newslist/open/entry-3834.html

 

 

住心地はもちろんですが、ビザや永住権の取りやすさも重要なファクターかと。

海外移住におすすめの7カ国を紹介!永住権が取りやすい国はどこ? – Leverages Career Mexico

 

また、米株投資で生活費を得るつもりなら、居住地の違いによるキャピタルゲイン、インカムゲインそれぞれに対する税率の違いも抑えておく必要があります。

 

 

 

 

(動画より)日本居住者の米国投資の税率はバカ高い!

 

出来れば少しはわかる英語圏がいいし、美味しすぎる日本食が食べられない国は辛すぎる・・。治安物価も譲れない!ついでに金融所得課税相続税が安ければなお最高!統治体制も気になる所。

 

まぁ、イメージ的には移住のハードルはなかなかに高そうですが、昔よく見ていた「ロケみつ」でエヴァのモノマネ芸人をやっていた稲垣早希さんはタイへ移住していますし、FIREインフルエンサーのGenki Nishidaさんもタイに移住しています。37歳で療養の為にフィリピンに移住したYoutuber(リオチャネル)さんは紆余曲折こそありましたが今や現地で家庭を築いて会社まで経営しています。「案ずるより産むが易し」は移住でも同じなのかも知れません。

 

とは言え、途上国とされるタイやベトナムですら物価は日本とさほど変わらなそうなので(下動画)、日本の途上国化は既にかなり進行している様です。先進国への移住は超富裕層レベルじゃないと厳しいのかも知れません。

 

 

タイ・ベトナム・日本の物価比較

 

 日本で家を買うのもアリかも・・? 

とは言え、直ぐに移住する必要がある様にも思えません。お先真っ暗かも知れないにせよ、何しろ今の日本はとてもいい国なので。

 

だとすれば、今は家を買っておいて、10年後、20年後に売りに出して海外移住するのもアリっちゃアリな気がします。まぁ一部ではもう不動産が売れなくなって来ているようなので、都市部の駅近マンション以外はある程度損をする覚悟で、でも賃貸を借りるのと同じくらいの損失で済ます様になら資産価値を意識して買えば可能かも知れません。但し2025年問題(団塊世代全員が後期高齢者入りで売り物件が増える)や、日銀のゼロ金利解除(変動金利の上昇)、長期金利の上昇(フラット35金利の上昇)、人手不足と建材の輸入物価上昇による建築コストの上昇の影響も意識する必要がありそうです。

 

そして日本の成り行きを国内で注意深く観察し、いよいよヤバくなりそうだと確信が持てるようになってから入念に下調べしておいた移住先に移るとか。もしかしたらその内カリスマ政治家が現れて、日本の老化した制度を刷新してくれる可能性だってゼロでは無いわけですから。。

 

 

英訳:I have no idea. Oops!

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