日本の財政破綻をヘッジする方法だと?

最近、日本政府の財政破綻の話題がTochiの中だけでホットです 🔥

今のところ想定しているメインシナリオとしては、今後20~30年程度で

↓ 国債発行残高の急増を理由にした国債のさらなる格付け低下

↓ これによる日本売りの円安と輸入価格高騰によるインフレ

↓ 利上げよりもインフレを優先して政府は債務を減らし、国民のお金も減る

という方法で財政破綻は回避されるものの、国民は更に貧しくなると言うものです。

日本政府が破綻せずに済むさもありな解決策。インフレターゲットの妙
最近、日本政府の財政破綻の話題がTochiの中だけでホットです 🔥 過去にも検証し、現在は全く問題ないものの今後国際収...

私達はこんな泥舟化しつつある日本でどの様な生存戦略を取ればいいのでしょうか?

金融ネタの小説家、橘玲さんの「国家破綻はこわくない 日本の国家破綻に備える資産防衛マニュアル(2013)」という如何にもそれっぽいタイトルの本がありましたので読んでみました。

 アベノミクスの答え合わせ。大ハズレ! 

日本経済の未来には、次の3つの可能性しかありません。

① アベノミクスが成功して高度経済成長がふたたびはじまる

② 金融緩和は効果がなく、デフレ不況がこれからもつづく

③ 国債価格の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る

えぇ、、っ。2012年にアベノミクスが始まった直後に出版された本なのでその分は大目に見るとしても、3つしかないとかいい切ってるけどぶっちゃけ全部外れてますよね・・。

正解④ 金融緩和は一部には効果があり、株が上がり円安が進みデフレも改善したが成長率にはほとんど変化が見られず、度重なる増税によって可処分所得はむしろ減少した。破綻の危機なんて全く顕在化していない。

この時点で本を捨てようかとも思いましたが、買ってしまっていたので仕方なく読み進めました。

 ③ 破綻シナリオの順序とヘッジ 

第一ステージ:国債が下落して金利が上昇する

普通預金か個人向け国債で資産を守る。金利上昇で一時的な円高になる可能性があるのでこのステージでは円建て資産が効果的。

第二ステージ:円安とインフレが進行し、国家債務の膨張が止まらなくなる

不況下ではインフレでも地価や株価は下落するので、日本国債の下落には国債のレバレッジ型ベアファンド、円安には外貨預金、インフレには物価連動国債ファンドで備える。不動産は金利上昇局面では①賃料が上がるか、②不動産価格が下落する、のどちらかになるので、不況下のインフレなら必然的に②になる。

第三ステージ:国家破産。日本政府がデフォルトを宣言し、IMFの管理下に入る

預金封鎖やキャピタルゲイン増税、資産税などに対応するため海外の金融機関口座を開設して資産を移す(キャピタルフライト)。

 Tochiの勝手な感想 

これだけ国債を発行しても日銀が買うことで長期金利を極めて低く抑え込めているので、この本に出ている様な理屈はもはや過去のものである様に思えます。またベア型とは言え、日本国債の信用が失墜しつつあることを想定した破綻シナリオで国債ファンドを売買するのはリスクが高すぎる様に思えるので、個人的には到底この方法を参考にする気は起きませんでした。コロナ禍ではゼロ金利にも関わらずCash is kingで国債が投げ売り(=利回りの急上昇)された様に、通常時の理屈が危機時にも通用するとは限りません。

戦後の準ハイパーインフレでは株や通貨に遅れて土地価格も上昇したことから、不動産を持っているとこの先のインフレにも有効かも知れないと考えていたのですが、不況下のインフレだとむしろ下落しそうだというのは何となく納得できました。今後は人口減少も加速するのでさらに高いリスクに晒されるものと考えられます。買わなくてよかった・・?

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日本の未来の話に一番重要なのは人口減少と少子高齢化だと思うのですが、その様な中身の議論が一切ないまま破綻対策と称してオプションやデリバティブ商品やFXの初歩的なテクニックの紹介で全てを語ろうとしているのは片手落ち甚だしいように思えました。こんな上っ面だけの浅知恵で未来の予想までして(当然の帰結として)外すくらいなら、面白い小説の一つでも書いて欲しいものです。

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