20%の下落でS&P500(VOO)を損切ってSPXL(ブル3倍)を拾うのを辞めた話

Tochiは高値でレバレッジETFを沢山握っているため既に瀕死状態ですが、レバレッジETFは本来、下落時に拾うのが最も効率的です。

レバレッジ型ETF(TQQQ, SPXL)に乗り換えるベストタイミングはいつなのか?期待値は?(米株)

 

これまで、過去データを用いたシミュレーションの結果、S&P500が20%下落してから10%下落するごとに持っているS&P500の25%づつを損切り、SPXL(S&P500ブル3倍)、ないしはTQQQ(QQQブル3倍)に載せ替える戦略を採っていました。

で現在。

既にS&P500は20%下落しています。でも、今回はこの戦略を変更することにしました!

 

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 言い訳:思ったより下げすぎ。先が見えないが故 

元々、利上げとQTが来ることは分かっていました。ですので、QT開始から暫くしてから2018年の頃の様にテーパータントラム(株の暴落)が来ることはTochiを含め、多くの人が予想していました。

 

しかし、今回は同時に急激なインフレが来ており、ロシアの侵略などもあって利上げ前から早々と下落が始まり、QTが始まったばかりで既に20%以上も下落してしまいました。

QTも利上げもこれからが本番だというのに、今の時点で20%は余りに下げすぎに思えます。であるならば、この程度で下げ止まらずに更に下げることを想定しておくべきだと考えを改めました。

 

 新型戦略で億万長者! 

今後、どこまで下げるでしょうか。40%か、50%か、もしかしたら案外30%程度でインフレの減速が確認され始めて収まるかもしれません。まぁ要するに全くわかりません。

にしても、今の下げ方でここ(20%の下落)で反発が始まると思えるほどTochiは楽観的ではありません。きっと本番はこれからでしょう、たぶん絶対。

 

まあ、流石に50%までは行かずとも、一時的に30~40%程度の下落なら十分すぎるほど可能性があるような気がします。

そこで、30%下落と40%下落でS&P500の50%づつを損切り、SPXL(S&P500ブル3倍)、ないしはTQQQ(QQQブル3倍)に載せ替える新型戦略を検討しています。悩ましいのが50%下落を想定するかどうか。う~ん、FRBによる人為的な操作でそこまでやるものかどうか・・。

 

ま、その前に「全てをロスカットして早く楽になりたい」という悪魔のささやきに打ち勝つことができるのか、余りの含み損に「精神崩壊」してしまうかもわかりませんが、何にせよ、ある程度は悪い未来を想定して対処を考えておくことは、投資家としてだけではなく、ホモサピエンスとしてもきっと重要なことに違いない。

そしてその結果は、吉ないしは凶と出るに違いない。

 

 

「アホなことばっか言ってないで、はよメシよこせ。」

コメント

  1. 幸福賢者 より:

    私も株買いは止めました。
    ショートができないなら、FRBが方針を転換するまで現金を握っていた方がいいですよ。
    どうせクラッシュで緊急利下げするまでトレンドは変わりませんから。

    • Tochi より:

      ふふっ、できればそうしたいところですが、既に米株ロングに全力ツッパです!(泣)

      まあ、如何に下落時に諦めて損切りせずに長期投資を続けられるかが株式投資の登竜門と言える様なものなのではなかろうかと遠い未来に期待しつつ、ここからの下落相場は全力気絶で凌ぎたいと思います・・。

  2. とおりすがり より:

    レバレッジ投資は本来相場の肥やし(損してくれるありがたい人)でしょう。
    リーマン以降で儲かっていたのが壮大なはめ込みだと思っています。
    いまから、壮大なはめ込みの刈り取りが始まると考えています。

    • Tochi より:

      壮大なはめ込みの刈りですか・・恐ろしい。

      う~ん、過度な使用がダメなら理解できますが、レバレッジ(借り入れ)自体がダメって、教育ローンも住宅ローンも株式ですらダメってことなんでしょうかね。クレジットカードもかな?

      要は使いようではないでしょうか。ま、今回は明らかに失敗しましたが。ぐぬぬ・・。

  3. とおりすがり より:

    レバレッジ商品が借入って認識なんですか。
    Tochiさん勉強しているようなので意外です。
    レバレッジ投信のレンジでの減価はどういう認識でしょうか。
    クレジットカードの手数料?

    • Tochi より:

      >レバレッジ投信のレンジでの減価はどういう認識でしょうか。
      特定の状況で不利になることは勿論わかってやってます。
      わざわざレンジなんて特殊な状況を想定せずとも、右肩下がりでは酷い下げになりますので。

      その様なリスクや手数料を込みでも「長期的に見れば株式は右肩上がであること」を信じられるのであれば、ある程度のレバレッジを掛けることは合理的な選択だと考えています。
      実際、どの程度のレバレッジだと合理性があるといえるのか計算で比率を出している方もいますよね。

      「レバレッジ=ダメなこと」だと思うのは自由ですし、感情的には理解も出来ますし、今の状況をみればそれが正解だったわけですが、、、ぐぬぬぬぬ。

  4. とおりすがり より:

    なるほど。レンジが特殊な状況という認識ですか。
    トレンドが特殊でレンジが通常という認識とは会話が成り立たないということですね。

    • Tochi より:

      確かに米株は数日や数ヶ月の「短期」で見ればレンジの方が多いでしょうが、数年や数十年の「長期」で見れば明らかな上昇トレンドです。この辺りの投資期間に対する認識の違いがあるのかも知れませんね。

  5. エディ王子 より:

    Tochiさん、こんにちは。
    薔薇の艦隊のエディです。

    底値は所詮結果論でしかわかりませんので、
    開き直って自分の今正しいと信じる道を進むのが賢明だと思います。

    今はインフレが逆風となっていますが、
    長期的な視野で俯瞰すれば、株式相場長期上昇、
    大相場の入口に立っているとも言えます。

    なぜなら、長期的には物価と株価は連動するからです。
    今は物価が先行して上昇していますが、やがて株価が追い付きます。

    株式がインフレに強い資産である。この基本を忘れてはいけません。

    戦友として健闘を祈ります。

    • Tochi より:

      エディさんこんばんは!
      >今は物価が先行して上昇していますが、やがて株価が追い付きます。株式がインフレに強い資産である。この基本を忘れてはいけません。

      なるほどそうでしたね。余りの惨状に忘れかけていました。心強いお言葉ありがとうございます!

      とは言え、なる早で戻ってくれると心底嬉しんですけどねぇぇぇ(よぼよぼ)

      ケセラセラ・・

  6. とおりすがり より:

    エディさんは典型的なカーブフィットの罠にはまってますな