*妊活関係の露骨な表現が含まれますので苦手な方はここで閉じて下さい。
我が家は何故か、40歳を超えるくらいになってPuchi(パートナー)の意向で妊活が始まったが、年齢のせいかカスリもしていない。次はいよいよ採精室における精子的搾取という危機に瀕している。
精子を検査するのはいいが、Puchiが通っているのは遠い、保険適用じゃないので高い、精子の持ち込み検査を認めていないというイケてない病院である。
何でわざわざこんな不都合な病院を選ぶのか、どうしても納得がいかなかった。
紛争勃発!
せっかく今年から妊活への保険適用が始まっているというのに基本的に自由診療の病院というのも腹が立つが、それよりも持ち込み検査を認めないという院長の妙なポリシーに付き合わされるのが一番嫌だった。本番は持ち込みの精子で処理をするのに、検査だけは採精室で採取を行うとのこと。
いや、そんなの絶対意味ないでしょ。そもそも本番と異なる状態での検査なんて、検査としての信頼性にも問題があるとしか思えない。
そこで既に一旦は了承していたものの、試しに「近くの病院に変えるか、その病院でないとダメな理由を教えて欲しい。さもなくばそこでの精子検査はしない」と言ってみた。
すると、ぶつぶつと文句を言っていたが、説得できないと悟ったのか怒ったのか黙って自分の部屋に閉じこもってしまった。ご飯時間になっても出てこない。この状態が何と2日も続いた。
停戦会談
その後、冷静になって話し合った結果、理解は出来なかったが以下のことがわかった。
・病院はもう慣れたので絶対に変えたくない
・保険適用の方法は体に悪い(気がする)から絶対にやりたくない
・精子検査くらい(簡単なんだからちゃちゃっと出せば)いい
・こんなことで妊活を諦めることになったら一生恨むよ?
要は大した理由はないが、病院を変更する全く気はないらしい・・。
ナニクソという気もしたが、とにかく何としてもその病院で検査を受けて欲しいらしい。そこで、譲歩案を探ってみた結果、
・もし採精室での採精に失敗した場合は、それで妊活を諦める
・何度も採精室に行くことは何があってもしない。一度切り
という条件で停戦に合意した。
結局は何も納得できないまま精子的搾取を認めてしまった。
完全敗北である。
(つづく)
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