40歳からの妊活。妊活を続けるのはナゼ?今後はどうする?

*妊活関係の露骨な表現が含まれますので苦手な方はここで閉じて下さい。

 

我が家は40歳を超えるくらいになってPuchi(パートナー)の意向で妊活が始まった。タイミング法はことごとく失敗、人工授精の1回目で奇跡的に妊娠するも流産になり、その後自費診療の体外受精(IVF)に切り替え2回連続で失敗の後、保険診療のIVFに切り替えて1回目で2度目の妊娠に漕ぎつけたもののまたもや流産になってしまった。

40歳からの妊活。2度目の流産!もう絶望的なのか!?

 

Puchiは次は数百万円かかるPGT-A(着床前診断)に乗り気なようだが、一体いつまで妊活をやるのつもりなのか、何故まだ続けるのかがいい加減気になってきた。

 

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 妊活を続ける理由は、妊活を始めたから!? 

 やる気が出る仕組み 

 

脳の腹側被蓋野(VTA)から側坐核(NAc)へのドーパミン投射は、動機付け行動や薬物依存などに重要な「報酬系」と呼ばれる神経回路を構成している。

もし「やる気が出る仕組み」が、池谷さんが言うように「やり始めたから」が主な要因だとすると、失敗し続けているにも関わらず妊活にのめり込んでいる現状は、本当に子供が欲しいからなのか、それとも単に妊活を始めたからでしかないのだろうか?

一体どうやったらこの両者の区別が付くものなのだろう。

 

 

 ネガティブとやる気 

やり始めるとやる気が出るのは実感として正しいが、一方で「三日坊主」になる事だって多々ある。やり始めてやる気が出る場合と、やる気が無くなる場合があるということだ。

 

報酬系は「報酬予測誤差(期待と結果のズレ)」によってドーパミンが放出されるかどうかが決まるらしい。だとすれば、期待よりも良い結果が得られたのかどうかが、やる気が継続するか潰えるかのカギとなるという事である。

例えば、ネガティブな思考の人はそもそもの期待値が低いと考えられる。その場合、そこそこの結果が得られるだけで報酬予測誤差がプラスになり、ドーパミンが放出されてやる気になり易い。

一方で、ネガティブな人は結果が期待できないと考えがちなので、そもそもやり始める事自体が少ないだろうし、仮にやり始めたとしてもそのタイミングはポジティブな人と比べて遅れがちになりそうなものだ。

 

タイムリミットに近づいてから突然妊活(やバイク乗り)を始め、客観的には全く上手く行っていないのに妙にやる気になっている昨今のこの感じ。これはもしかすると、ネガティブなPuchi(妻)の背中を何も考えずに安易に押してしまったTochiにもその原因の一端があるという事なのかも知れない。

 

 

「半分もあるのか、半分しかないのか?」 同じ事象でも感じ方(ドーパミン放出)は全く異なる

 

 結局どうするのか? 

今後どうするかを決める上で、個人的には子供がどうしても欲しいという気持ちがPuchiにあるのかどうかが重要である気がしたのだが、Puchi的にはそれよりも妊活が辛いかどうかが肝心らしい。

少なくとも今のところは失敗続きで辛いというよりも、妊活というこれまでにない経験を出来ていることが楽しく、解決の可能性だってまだあるという事で前向きな気持を維持できているとのこと。

これは逆に考えれば、どうしても子供が欲しいという気持ちが実はPuchiにそれほどないが故に失敗による悲しみをそこまで感じずに済んでいるという事を意味している気もするが、とは言え大変な思いをしている当の本人がまだ続けたいと言うのであれば無理に反対する理由もない。

 

但し、これまでの経緯を考えると一体いつまで続けるのかがかなり不安になる。

・なるべく自然にやって出来るなら欲しいから1年だけやってみたい

 

から始まり、自然からは程遠い体外受精まで進んでもう2年目になる。遂にはPGT-Aまでやる気満々のようで、戦略も情報収集も乏しいまま、気分に任せて手当たり次第にやっているだけ感が正直否めない(仕方なくTochiが主に情報収集をしている)。

それでも上手く行けばいいが、もし上手くいかなかった場合、一体どこまでやったら諦めるのかを予め決めておいてもらわないと、いい加減こちらも付き合いきれないと思う様になってきた。

 

どうせヒトはいつかは死ぬのだから、何であれやりたいと思うことがあるならやったらいいと思う。成否よりも、むしろやりたいことをやったんだという想いが重要な事だって多いだろうし。

 

とはいえ、である。

Puchiの感情に振り回されているだけとどうやらキリがなさそうなので、今後は諦めポイントを具体的に決めておいてもらうことを条件に、粛々と採精室に通いたいと思う。

 

 

(つづく・・)

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