武漢(Wuhan)の新型コロナウイルス(2019-nCoV)のリスクオフはいつがピークか?

新型コロナウイルスの患者数が1,000人超えとここに来て急増しております。またある推計によると後10日ほど(2月4日)で1万人を超える可能性も指摘されております。SARSを超える規模ということで非常に恐ろしい話です。

ところで、もしもこのリスクオフに乗じて押し目買いをするなら、一体いつがいいのでしょうか、、?

 

トレード的にはコロナウイルスのリスクオフは押し目買いのチャンスにしか感じない。BTCは?

 

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 2月4日にはWuhanで感染者19万人超え! 

ウイルスの潜伏期間や感染の広がる強さを想定した感染者数の推計によると、2019-nCoVと診断されているのは全体のわずか5.1%とのことです。よって、感染者は少なく見積もられて入るものの、1/21までに既に1.1万人以上が感染しており、2/4までには99%もの旅行制限を行えた場合でも19万人以上の感染者(1.2万人以上の診断済みの患者数)にまで膨らむだろうとのことです(Read JM et al. medRxiv, 2020)。

 

診断された2019-nCoVの患者数推移(2/4のみ推計値)

 

 SARSの場合と比べていつ仕込む? 

では同じくコロナウイルスで2002年に大流行したSARSの患者数の推移はどうだったのでしょうか?

 

ref)http://www.maruishi-pharm.co.jp/public/disinfectant/sars2.html

 

SARSにおいては初めて感染が確認された11月から死亡率がピークに達するまで半年ほどかかりました。今回も同様の経過をたどるのであれば6月頃がピークと考えられます。ただこの場合は最終的な患者数がとんでもない数に登ることになりますのでやや非現実的な気がします。

 

または、SARSの患者数は1ヶ月ほどの急上昇(2003年4~5月頃)の後に収束していることから、もし2019-nCoVの患者数が2/4までに急上昇するという推計が収束直前のこの時期に該当するのであれば2月中がピークと考えられます。

 

少なくとも春節が終わる1/30(木)の前後には世界中に感染が拡大した事実が判明することが予想されるため、来週(1月の最終週)はヘッドラインに応じてリスクオフの波が来る可能性が非常に高く、潜伏期間が4日と見積もられている(諸説あり)ことも考慮すると翌週(2月の第1週)も同様にリスクオフが来る可能性が高い様に思えます。ということは仕込むなら患者数の推移や致死率、感染力の強さ、中国外での広がり状況、既存の抗ウイルス薬の効果やワクチンの開発状況などの追加情報に注意しつつ、早くとも2月の第2週以降が良さそうです。大底を狙うチャレンジャーなら第1週か!?

 

てもう仕込んじゃったけどな。 (-_-)

コメント

  1. 匿名 より:

    君!全然予想外れてますやん!!

    • Tochi より:

      中国で感染者が爆発的に増えてもほとんど反応しなかったのに、米国でちょっと増えただけでここまで市場がパニックになるとは完全に予想外でした!
      一方で中国におけるピークアウトは2月初旬とされているので実はほぼ予測通りだったんですよね。

      ここからわかるのは、市場が如何に合理性ではなく感情的に動いているか、市場の中心は完全に米株であるということでしょうか。まあ当然なのかもしれませんが、今回の件で改めて痛感させられた次第です。それにしても高すぎた授業料。。