分割発表から暴騰していたテスラ株ですが、権利付最終日の8/28に売り抜けました。同日が最終日で、テスラよりも少し前に分割を発表していたアップルの株価推移を見て決めました。
株式分割後の傾向
分割は高くなりすぎた株価を下げ、買いやすくするためのもので企業価値には何ら影響を与えません(分割した分、株価が下がるだけ)。それでも高すぎる株価が安くなるため、分割は長期的には株価にプラスの影響があります(下図)。
分割(青線)が株価に与える影響
https://www.marketwatch.com/story/heres-why-apples-stock-split-might-not-be-so-bullish-for-its-shares-2020-08-03
アップル・テスラ報道後の株価推移
7/30 APPL1対4の株式分割発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-30/QEAUBWDWX2Q001
8/11 TSLA 1対5の株式分割発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-11/QEX3VHDWLU6A01
テスラとアップルの分割報道後の株価推移、日足
赤矢印が報道があった日です。共に報道後急上昇しました。
アップル:384.76$ (7/30終値) → 515.14$ (8/24にピーク、+33.89%)
テスラ:1,374$ (8/11終値) → 2,318$ (8/28にピーク、+68.7%)
テスラより10日ほど前に分割を発表したアップルが8/24をピークにやや調整傾向にあったこと、テスラは分割のニュースで余りに上げすぎていたため、分割後に大きな調整(事実売り?)が来る可能性が高いように思えたので権利付最終日の下げを待って(何故だwww)売却しました。
もともと大統領選(と秋冬コロナ第三波)での下落を避けるため、9月中には米株を一旦全て売却しようと考えていたことも一因です。
テスラ株売買の損益と今後の方針
わずか2週間ほど、たった22株の保有でしたが、+9808.8$の利益になりました。
これで2020年の米株利益は合計+21,240$、 ドル円レート105.33円(8/28)で計算すると+2,237,214円です。IPO、CFD、ビットコインと合算(FXは除く)すると、+418.9万円とFX以外では年間の過去最高益となりました!
テスラは今後自動車産業に革命をもたらすであろうEVのリーディングカンパニーです。S&P500にも採用が決まり(*後に落選発表!9/4)、時価総額はトヨタを超えました。とは言え実は売上ははまだまだ少ないです(下図の最下位)。
https://www.visualcapitalist.com/visualized-how-much-revenue-automakers-generate-every-second/
これは今の株価は過剰評価され過ぎで常に暴落のリスクが有るということを示す一方で、売上としてはまだまだ伸びしろがある企業だとも言えるということです。
アップルやフェイスブック、グーグルも然り。革命的技術が社会に浸透していくのは多くの場合、新規企業の急成長に因ります。何故なら、本来圧倒的に有利なはずの業界大手は既存技術へのこだわり、また意思決定に時間がかかり過ぎることから新技術への対応が遅れ、衰退していく場合が多いからです。また米国のテック産業は技術的に特に優位性があるように思えなくてもとにかく強いことも明らか(政府の後押し?スノーデンが明かした様な傍受システムの成果?起業や投資が活発だから?)。
このため、テスラが現在米国を牽引するGAFAMに加わり、GAMFATになる可能性すら十分にあると考えております(あれっIT産業じゃないからダメ?)。とか言いつつも、高値についていきたくないのが心情。
そこで今後は暴落した時だけ内容をみて少しづつ拾いたいと思います。出来るだけ長期保有を前提に (´・ω・`)/
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