米株(S&P500)は年率10%以上が期待できるので、子なしで生活費が年間200万円も必要ないTochiは、2,000万円くらいを投資に回せば、1,000万円を予備としても3,000万円もあればFIRE生活が成り立つ様な気がしています。
しかしこれはあくまで最低限の話です。米株の好調が永遠に続くことはないでしょうし、定期収入がないことはたまに不安になります。
だからこそ米株投資に力を入れているのですが、1億なのか2億なのか3億なのか、一体いくらまで増やせば安心できるのかがさっぱりわかりません。そこで最も厳しい基準として、サラリーマンを続けていたら稼げたはずの金額を保有することを当座の目標にしようと考えました。
サラリーマンの生涯年収はおいくら万円?
高齢FIREよりも若年FIREの方が必要資金が多くなります。そこでまず、年齢による平均収入を調べてみました。
大卒男性の年収・年齢別推移
https://gentosha-go.com/articles/-/33637
生涯年収はなんと2億5,200万円!(*22~60歳まで働いた場合)
22歳でFIREするとなると、この位あれば安心です。(ムリ~!)
これは平均なので、年収の違いが大きい学歴・企業規模ごとも調べてみました。
https://magazine.aruhi-corp.co.jp/0000-4548/
意外なことに学歴よりも企業規模による差の方が遥かに大きいようです。大卒・大企業であれば生涯年収はなんと3億超えです!一方で高卒・小企業だと1億以上も減ってしまいます。
安心してFIREできる金額は?
生涯年収は莫大ですが、仮に10年働けば10年の生活費分は少ない資産でも働いているのと同じ金銭感覚でFIREできるものと考えられます。
この事を踏まえ、手取りは額面の75%、その10%を貯蓄すると仮定して計算した場合の、各年齢におけるサラリーマンを続けていたら稼げたはずの金額と貯蓄額の合計は以下のとおりです。
安心FIRE金額(特定年齢以降の労働総所得とそれまでの貯蓄の合計金額、単位:万円)
仮に30歳でFIREするとなると、高卒・小企業の収入相当でも1億円以上が必要になります。これが50歳になると5,700万円まで減ることがわかります。
Tochiは40歳を超えたので、もし働いていたら今後得られるはずだった収入は9,100~1億5,900万円であることがわかります。子なし・家なし・車なしの役満なので、生活費はかなり少ない方だと思いますが、欲張って大企業並みの1.6億くらいの資産があれば定期収入が無いデメリットを全く気にせず悠々自適なFIRE生活を送ることができると言えそうです。
今はまだ程遠いですが、もしこれくらいの資産を築けたあかつきには、お金の心配をする必要がなくなるので、、、極力リスクを減らした投資をしたいと思います! 😎 現在のハイリスク資産運用の正当性、証明終了。
=21.10.21 追記=
より厳密に考えれば、FIREしてしまうと国民年金になるので、厚生年金と比べて老後に受け取れる年金が大幅に減る分も計算に入れたほうがいいかも知れません。
ただ、年金制度は今後も改悪が続くと考えられますので、将来どの程度受け取れるのかは不明ですし、FIRE時点の資産(の一部)をS&P500などで運用すれば年金よりも遥かに高利回りが期待できると考えられることから、今回の計算からは除外しています。
=21.11.1 追記=
貯蓄率10%は低すぎたようです。上限値で計算をし直しました。
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