ループイフダンFX業者比較(2016年3月)

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ループイフダンとは正式にはiNet証券が提供するイフダン(売りと買いの指値を同時に注文する)を特定のレンジで繰返して行う注文方法の名称です。仕事中や寝ている間にも指値になったら勝手に売買をして利益を積み重ねてくれます。

似たシステムにM2Jのトラリピや外為オンラインやFXブロードネットのiサイクル、インヴァスト証券のトライオート(AP:オートパイロット注文)などがあります。
手数料が高いのでトラリピは使ったことはありませんが、それ以外の幾つかは試した事があります。

そこで、試した際に感じたメリット・デメリットに関してまとめてみました。使用当時(2015年)の内容なので現在は変更点が有るかもしれません。

 

■iNet証券 ループイフダン
・手数料 2銭(スプレッド)
・スマホ 非対応
・メリット 操作が簡単。最大枚数を指定できるのでリスクを制限できる。
・デメリット 停止=強制決済されてしまう。滑りまくり。スマホで操作できないので外出時の急変リスクが避けられない。個人的にはシステムの信頼性に疑問符(後述)。

 

■外為オンライン iサイクル
・手数料 3銭(スプレッド+手数料)
・スマホ 対応
・メリット スマホのアプリが非常に扱いやすい。ほとんど滑らない。停止=強制決済されない(iサイクルの再稼働には決済が必要)。
・デメリット 最大枚数、値幅を自由に設定できないので思ったような投資やリスク管理が難しい。一時期メインに使っていたものの、2016年から手数料無料キャンペーンを辞めてしまったので他社に比べ割高になり使用を辞めた。残念!

 

■インヴァスト証券 トライオート(AP注文)
・手数料 1.3銭(スプレッド+手数料)・・・10~50万通貨
2.3銭(スプレッド+手数料)・・・1~10万通貨
・スマホ 対応
・メリット 最大枚数や値幅、損切りの有無などが最も自由に設定できるのでリスク管理が容易。停止=強制決済されないし、稼働中や稼働停止後も設定を自由に変更できる。枚数が多ければ手数料が安い。
・デメリット 操作がやや複雑で分かり難い。 *手数料は全てドル円の場合です。
以上のように一長一短でしたが、手数料が一番安いのでiNet証券をメインに使っていた時期がありました。ドル円ループ・イフダンS50_50。50銭間隔でドルを売るシステムです。しかし、、、

■実際に1周間試したS50_50稼働の様子(検証)

実際のループ・イフダンS50_50の売買履歴をチャート(GMOのチャートを使用)と比較すると、大半はチャートの動きに応じて正しく新規注文(赤丸)や決済(青丸)を行っているのですが、明らかに注文ないしは決済をすべきタイミングで有るにもかかわらず全く無反応の時期(黄色の四角)が2回ほど発生しています。

一回目は損益こそ発生していませんが、二回目の無反応の時期では本来得られるはずの利益が得られない結果になっています。iNet証券に問い合わせましたところ、50銭間隔で売るというS50_50の特徴に記載されている内容はシステム開発者が開示しているコンセプトであり、必ずその通りに取引されるものではありません。との返答で、とても納得のできる内容では無かったため(内心は損失分を補填して欲しい位のつもりだったので)使用を中止しました。
今はインヴァスト証券をメインにしていますが、多少指値が滑る以外はとてもいい感じなので、個人的にはインヴァスト証券がイチオシです!

 
 
=17/2/12追記=
16年9月にiNet証券のループイフダンのシステムが更新され、成行注文から指値注文に変わったことで上記のような”滑り”は生じなくなったそうです!10万通以下の手数料が最安(実際には手数料は無料で売りと買いの差、スプレッドが2pips)であること、設定がシンプルで非常に簡単であることから、初心者の方に一番オススメ出来るシステムではないかと考えております。
 
 

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