+91万円 2020年2月の損益。コロナウイルスで金融危機以来の大暴落!来月が山場。

2月は月末にかけて日本・韓国・イタリア・イラン、そしてアメリカなど世界的にコロナウイルスの感染が広がりを見せ、それまでは対岸の火事だったはずの米株が金融危機以来の下落、急激な円高、ゴールド売り(有事の現金化)、原油も下落、米国10年債は一時1.126%まで下げ、まれに見るパニック相場になりました。

28日金曜にFRBのパウエル議長が「われわれは経済を支えるための手段を活用し、適切に行動する」と利下げを示唆して多少戻しましたが、既に長期金利は年内3~4回もの利下げを織り込んでいる状況でもあり、このインパクトは限定的だと考えられます。

 

ダウ、日足。ピークから最大で5,000ドル近く下げました。

 

 

VIX、月足。数年に一度の暴騰。

 

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 コロナウイルスショックの原因と今後 

多くの投資家の方も感じている事かもしれませんが、個人的には新型コロナウイルスによるここまでの暴落は不思議で仕方ありません。なんせ最近の米国経済指標は絶好調な訳です。コロナも感染力こそ強そうですが、SARSなどと比べ死亡率は圧倒的に低く、死者数や経済に対する影響としては季節性インフルの方が大きいくらいだろうし、影響も一時的なものなのになぜここまで相場を下落させるのか?

恐らく理由はこの辺。

・米国における感染拡大懸念

・パニック売り

・世界的な金融緩和の副作用

 

1つめは中国の情報隠蔽や春節が重なったことからある程度必然にも思えますので、今更急落したことの理由としては無理がありそう。2つめのパニック売りは有り得そうです。パウエル砲で来週以降徐々に戻す様なら単なるパニック売りだったのかと。

個人的にはここまで暴落した理由としてはやはり最後の金融緩和にあると考えられます。米株は世界中の金融緩和で無理やり釣り上げられていた状態でした。よって、仮に単なる調整であっても一旦下げだすと予想外に下げ幅が大きくなるのはまあ仕方のない所なのでしょう。

 

 

では一体いつまで耐えればいいのでしょうか?

CDCによると、米国内での感染拡大は「起こるかどうかの問題ではなく、いつそれが起こるかだ(2/26)」とのことです。トランプ大統領は同日「流行は不可避ではない」との記者会見を行いましたが、翌日には「カリフォルニアでアジアを訪問し新型コロナウイルスにさらされた可能性のある8400人を監視中」との報道が出ましたので、恐らくはこの報道によるパニックを抑えるための布石だったものと考えられます。

 

公式には米国の感染者はまだ64人(2/29)しかいませんが、世界各国で感染が拡大しており、米国のPCR検査体制や医療制度の問題点が多いことも踏まえると米国内での感染は今後も拡大する可能性のほうが高いように思えます。

 

中国における感染者数は頭打ちになってきました(本当なの?)。

ref) https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

 

これを信じるのであれば、感染者の急増から頭打ちまでは約1ヶ月といったところでしょうか。同じ様な経過をたどるとすれば、2月に感染拡大が始まった米国では3月中が感染拡大のピークとなることが予想されます。

 

一方で、SARSなどと比べた比較ではそろそろ株価の底が近いという予想もあります。

ref) https://twitter.com/chemisuke_sikyo/status/1232410877153828864

 

しかし、株価の急落が「米国での感染拡大」によるものであるならば、起点は2月とすべきであり、仮にこの相関が今回も使えたとしても底を打つのはやはり3月中だと考えるのが自然です。

 

底打ちを加速させる要因としては、トランプ砲や来月のFOMCに加え、薬の効果も期待できます。既にいくつかの薬が試されておりますが、正式な結果にはもう少し時間がかかる模様です。

・Favipiravir(アビガン)
インフルエンザに対する治療薬、近いうちに人での効果も検証予定
・Remdesivir
SARSやMERSウイルスに効果を持つことが動物実験より確認済み。2月から臨床試験が開始されることになっており4月にはその結果がでる予定

ref) https://www.nature.com/articles/d41573-020-00016-0

 

 FX裁量トレードの損益 

今月の損益は、、、合計+910,204円でした。とは言え、利益よりも含み損の伸びが顕著なのでダメダメです。残念!

 

DMM取引通信簿、2月

ポンドをはじめ、様々な通貨を売買しております。損失の最大はドル円買いの損切り。現在の世界経済を見るとドルしか買う通貨が無い様に思えるのは変わらず。ただしコロナで巻き戻しているので過ぎ去るまではドル売りが優勢そうなので一旦切ってドデンしました。

 

 2020年の損益と含み損益の推移 

FXの恐ろしき含み損とそれでも利益をあげられる(予定の)仕組みを可視化するため、2019年からグラフを作ることにしました。グラフの数字の単位は千円で、FXの裁量トレードのみの結果です。MT4 EA、IPO、米国株、BTC、CFDなど他の投資損益は別途、PC版ブログのサイドバーに公開しております。

 

 

相場が大きく動いたのである程度利益は出ましたが含み損の方が伸びてます(泣)ポンドドル買いが盛大に捕まっております。どうなるものやら。。ちなみに2019年は以下。

 

 

年始から300万近くの含み損を抱え、解消できないまま行ってしまったので節税のために年末に切りました。それだけ損切ってもなお500万円ほどは利益が出たので2019年は大成功の部類です!それもこれも前年の大損の反省から年始に始めたメルマガのおかげ!声を大にして言いたい!「ありがとーーーーーーーっ!!」(p.s. 今年もヨローーー!!!)

 

 

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西原宏一のシンプルFXトレード

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