*妊活関係の露骨な表現が含まれますので苦手な方はここで閉じて下さい。
我が家は40歳を超えるくらいになってPuchi(パートナー)の意向で妊活が始まった。タイミング法に始まり体外受精(IVF)まで進み、これまでの成績は2年弱で2度の妊娠、2度の流産(8週と10週)となっている。
年齢が行っているので2度目の流産では原因を調べるために胎児の染色体を調べるG-band法を行い、その結果がようやく出た。
G-band法による染色体検査の結果!
G-band法はコンタミや培養の失敗などで結果が出ないことが低確率で起きるということだったので、もし失敗した場合はマイクロアレイによる遺伝子診断を追加することをお願いした。その場合はマイクロアレイをしなくても全て自費診療になってしまうらしく、G-band法だけで済んだが8万円ほどで、結果が出るまでは流産手術から1ヶ月ほどかかった。
結果:47, XY, +18
Abnormal karyotype, male
18番トリソミー、♂(XY)の画像診断結果
ヒトの染色体は22ペアー+性染色体2本の46本が通常のところ、1本多い47本ある異常で、その染色体は18番、性別は男性とのこと。
18番染色体のトリソミーはエドワーズ症候群と呼ばれ、流産率が95%、仮に産まれても1年後の生存率は10%未満という深刻な染色体疾患だ。
奇しくも、お金だけ取られて何の結果も得られなかったNIPT(NGSによる出生前診断)でたまたま検査対象になっていた染色体であり、その意味では異数性の中ではまだマシな部類の異常(産まれてくる可能性が多少なりともある異常)であると言え、その為10週程度までは妊娠が継続したのではないかと考えられる。また、胎児の発育がかなり遅かったこととも符合しており、この点でも納得できる結果だった。
ともかく、この検査で今回の流産の尤もらしい原因が判明したことで、今後の対策をやっと具体的に検討する事ができるようになった。
結果の感想は?
この結果を受け、個人的にはかなり衝撃的に思える感想をPuchi(妻)は抱いたようだ。
Puchi:「死んでくれてありがとう。。」
一瞬、背筋がヒヤッとするような発言だったが、もし流産にならずに18番トリソミーが判明したら、自分の判断で子供を堕ろさないといけなくなる状況になってしまうので、そうならないで済む様に死んでくれたんだ!と解釈した結果としての(サイコパス風・・)発言だった様だ。
何か変な解釈だけど、無駄に「自分(もしくはお前)のせいだ!」とかならなくて本当によかった。
Tochiとしては、異数性が流産の原因でなければそれこそ泥沼もいいところになりそうだと恐れていたので、異数性と判ってホッとした。
まだ妊活を続けるのか?
Puchi的には妊活を辞める気は毛頭ないらしく、次回以降は自費診療で高額なPGT-A(胚盤胞のNGS診断。採卵&培養で70万、卵1個の検査が5万とすると、3-5回採卵をすればそれだけでざっくりと240~400万くらい?)をやる気満々のようだ。
高額であることを除けば、少なくとも高齢で妊活をするには有望そうな臨床研究結果が出ているPGT-Aは有りな選択だとは思うものの、気分だけで妊活を延々と続けるのもいい加減勘弁して欲しい所だ。
よって、今後はせめて
・費用
・年齢
・採卵や移植の回数
などに上限を設け、どこまでやれば未来のPuchiでもきっと諦めが付くであろうというポイントをある程度具体的にすることを条件にしたいと考えている(てか犬もう1匹じゃダメかな・・?)。
(つづく・・)
原因判明のお祝いお肉。 (お肉が出るからもっと続けてわん♪)
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