クレカ、楽天ペイ、Paypay、OrigamiPayのベストな使い分けは?(楽天カード&Kyashとの組み合わせ)

10月に控えた消費税増税後のポイント還元を見据えたキャッシュレスバトルが加熱しております。そこで今回は店舗でどの様なキャッシュレス決済を使うのが便利でオトクなのかを検討してみました!

 結論 

ごちゃごちゃしているので結論から。平時はこれがオトクです(19/7/9現在)。

 ・ローソン、松屋、吉野家、ミニストップはOrigamiPay+Kyash(還元率:5%)

 ・セブンイレブン、ファミマ、イオン、OKストアはPaypay残高(還元率:3%)

 ・その他はKyashリアルカード(還元率:3%)無ければ楽天カード又はEdy(還元率:1%)

ただし、よりお得に活用するならば、定期的に開催される20% off等のキャンペーンを使い倒すのが最も重要です!

以下は個々の電子マネーとKyashの詳細です。

 楽天ペイ(スマホアプリ)の場合 

 ・ポイント:3.5%(Kyash使用2%+楽天カードチャージ1%+楽天ペイ支払い0.5%)

 ・メリット:楽天スーパーポイントや期間限定ポイントを実店舗で消費できる

 ・デメリット:使えるお店が限定的(Androidユーザー数50万)

 ・キャンペーン:エントリーで薬HACなどが10%オフ(~2019年6月3日)、エントリーで楽天カード支払いにすると5%還元(~2019年7月1日)など

 ・使い分け:楽天スーパーポイントや期間限定ポイントを店舗で消費したいとき、5%還元キャンペーン中はファミマで

楽天Payが使えるお店。セブンは駄目。

 Paypay(softbank系、スマホアプリ)の場合 

 ・ポイント:3.5%(Kyash使用2%+楽天カードチャージ1%+Paypay支払い0.5%)*月に5,000円まで

 ・ポイント:3%(Paypay残高からの支払い3%)

 ・メリット:新規インストールで500ポイント、お得なキャンペーンをたまにやる

 ・デメリット:使えるお店が限定的、初期設定が面倒(Androidユーザー数100万)

 ・キャンペーン:毎月どこかで最大20%オフなど

 ・使い分け:ファミマ、イオン、OKストアや、キャンペーン時に *Yahooプレミアム会員がオトクですが、6ヶ月は無料期間があります。こちらで登録できます

Paypayが使えるお店の一部。19/7/1からセブンもOK。

 OrigamiPay(スマホアプリ)の場合 

 ・ポイント:5%(Kyash使用2%+楽天カードチャージ1%+Origami支払い2%)

 ・メリット:還元率が一番高い

 ・デメリット:使えるお店が限定的(Androidユーザー数10万)、いつまでこの還元率を維持できるのか不明

 ・使い分け:ローソン、松屋、吉野家、ミニストップ

Origamiが使えるお店。一番オトクだけどまだたったこれだけ。

 Linepay(韓国Naver系、スマホアプリ)の場合 

 ・ポイント:前月の使用金額に応じて0.5~2%

 ・メリット:定期的にPayトク等のお得なキャンペーンがある

 ・デメリット:使えるお店が限定的(Androidユーザー数10万)、基本的にクレジットカードでチャージできない、外資なので個人情報漏洩に不安

 ・キャンペーン:QR/バーコード支払いで+3%(~2019年7月31日)、毎月ペイ得など

 ・使い分け:キャンペーン時

Linepayが使えるお店の一部。比較的多めの印象、19/7/1からセブンもOK。

 d払い(docomo系、スマホアプリ)の場合 

 ・ポイント:1.5%(楽天1%+d払い0.5%)

 ・メリット:たまにお得なキャンペーンがある

 ・デメリット:使えるお店が限定的(Androidユーザー数100万)、ドコモユーザーでなくても使えるが、dアカウントの取得が必要、3Dセキュア対応のクレジットカードが必要

 ・キャンペーン:20%還元(2019年7月1日〜31日)

 ・使い分け:キャンペーン時

d払いが使えるお店の一部

dアカウントの登録はこちら

 クレジットカードの場合 

 ・ポイント:3%(Kyashリアルカード支払い2%+楽天カードチャージ1%)

        1%(楽天カード支払い1%)

 ・メリット:使えるお店が最も多い(クレカ全種類発行数で3億枚以上)

 ・デメリット:カードが必要。サインやパスワードを要求される可能性があり支払いに時間がかかる。Kyashのリアルカードを申し込まないといけない(*来るまで1ヶ月近くかかった)

 ・使い分け:他の電子マネーが使えない場合

 楽天Edy(カード内蔵ICチップ)の場合 

 ・ポイント:1%(楽天カードからのチャージ0.5%+Edy支払い0.5%)

 ・メリット:電子マネーの中ではクレジットカードの次に使えるお店が多い(発行数1億枚以上)クレジットと異なりサインなどが不要で支払いがラク

 ・デメリット:基本的にプリペイド方式で自動チャージ設定が煩雑。還元率が低い

 ・使い分け:コード決済が使えず、Kyashリアルカードも持っていない場合。セブンイレブンやマイナーなコンビニ

Edyが使えるお店。コンビニだけでこんなに!

 Kyashってなんやねん!?(スマホアプリ) 

Kyashを知らない方のために簡単に。

 Kyashの概要とポイント3重取り 

Kyashは、VISA支払いのできるスマホアプリです。登録すると新しいクレジットカード番号が発行され(バーチャルカード)、このクレジットカードを使うだけで2%がキャッシュバックされます。

さらにKyashへの自動チャージは別のクレジットカードで行うので、例えば楽天カードを登録しておくと、合計3%がキャッシュバックされる計算です。さらにOrigamiPayやPaypayの支払いをKyash経由で行うことでポイントの3重取りができるため、非常にオトクつかえます。

 Kyashリアルクレジットカード 

ネットや電子マネーをKyashで支払うだけならばアプリだけで大丈夫ですが、店舗でクレジットカード支払い(VISA)をしたい場合は「リアルカード」を発行してもらいます。アプリで申請でき、届くまで大体1ヶ月くらいかかりました。年会費・発行手数料は無料。

分かりづらいのは、何故かクレジットカードの氏名が「KYASH MEMBER」な点ですが、サインの際やネットで購入する際は「KYASH MEMBER」でも「本名」でもどちらでも良いそうです。

 デメリット 

・収益構造が不明なため、2%の還元をずっと続けられるのかは疑問(今の所期限は明記されていない)

・支払い可能金額に上限がある

 「バーチャルカード」
 24時間あたりの利用限度額は3万円以下 
 1回あたりの利用限度額は3万円以下
 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで

 「リアルカード」
 24時間あたりの利用限度額は5万円以下 
 1回あたりの利用限度額は5万円以下
 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで

・クレジットカードの様な不正使用の保証がない。但しアプリで簡単に停止できる

・LinePayに紐づけできない。金券、税金、公共料金、ふるさと納税、モバイルSuicaの支払いはキャッシュバックの対象外。Amazonギフト券は何故か可能

消費税増税後の還元対象になるかは不明ですが、届け出はしているようです。今のうちからリアルカードを準備しておくのが良さそう。