ダウが+2,112ドルだが米株は底を打ったのか?そしてその後のドル円。

昨日、3/24(火)のダウは値幅で史上最高の上げ幅でした。何と+2,112ドル!

前日の月曜日にFEDが「無制限の量の債券と住宅ローン証券を購入」という無制限QEを発表して一時ダウが2,000$程上昇しましたが、何とわずか1時間で反転、3時間後には発表前の水準を下回り、金融政策に対する絶望感が広がりました。

ダウCFD、1時間足、無制限QEの効果(3/23、21:00)

しかし今度は「2超ドル規模の米景気対策法案が合意に近い」と報道されると再度上昇を開始し、上院で2度否決されても「合意に近い」という報道を受けて上げ続けました。

3/25 16:00頃に「暫定合意」との報道がなされておりますが、今の所セルザファクトも起きておらず、ダウ先物もプラス圏で推移しております。

もうこれはコロナのリスクオフは終わったのかも?

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 欧米+豪のコロナ状況 

中国や日本でコロナウイルスが流行していても米株はほとんど影響を受けず史上最高値を更新しておりました。それが2月末から米国で広がりだした途端に米株が大暴落!しかも欧州もひどい状況でパニック的なリスクオフが進みました。

よって、株価暴落の原因は明らかに米におけるコロナウイルスの流行です。いくら金融政策をしてもコロナウイルスの流行が改善しない限りは時間稼ぎにしかなりません。そこで欧米の感染者・死亡者の日々の増加を見てみました。

日々の感染者・死亡者の推移

棒グラフは感染者で左軸、線グラフは死亡者で右軸。死亡者軸は感染者軸の1/10なので線グラフの位置が上にあるほど死亡率が高いことを示します。

イタリアはピークを打った可能性。EU全体ではピークが近そうなものの、死亡率が高いのが特徴です。国別で見るとスペインやフランスのピークはまだ先の様。オーストラリアは感染者こそ増えているものの、死亡率は極めて低いのが見て取れる(豪ドル買いチャンス!)。

肝心のアメリカはEUよりも死亡率こそ低いものの、現在も死亡者数が急増中!外出制限などの対策もつい最近始めたばかりなので、ピークまで早くともあと1~2週間程度はかかりそうな状況です。

ゴールドが買い戻され、10年債の利回りも低下し始めましたので、先週までの全ての資産投げ売りによるドルひっ迫は大分改善されてきたように見えます。それに加え、無制限QEに200兆円という前代未聞の景気対策で強烈なリスクオン到来!それでも、米のコロナの本番はまだまだこれから。上目線に切り替えるのは時期尚早に思えます。

 終わりの後のドル円 

気が早いですが、コロナが収束して暫く経済が悪化し、それが戻ってきて株価も戻した未来のドル円はどうなるでしょうか?ヒントは政策金利にありそうです。

■コロナによる金利変動 (3/25時点)
米:-150bp(1.50→0.00%)
英: -65bp(0.75→0.1%)
豪: -50bp(0.75→0.25%)
欧: 0bp(0.00→0.00%)
日: 0bp(-0.1→-0.1%)

景気がよく、金利が高い国の通貨は買われるので、コロナ前は米ドル一強状態でした。それが1.5%もの利下げで日欧と変わらないレベルまで政策金利が低下しました。まだパニック相場は終わっていないので、ドルインデックスは高いままですが、徐々に下げ始める傾向が出てきております。

MT4、米株暴落前後の通貨インデックス、日足

現在はこの主要3通貨の売り競争(下げ)が起きております。買われているのは売られまくった新興国通貨。強さはユーロ > ドル > 円。円が最弱なので今のところドル円は上げてユーロが買われています。

一見もとの水準に戻しつつあるようにも見えますが、暴落前とは金利差が大きく異なってしまいましたので、ドルインデックスは元の水準を下回ることが予想されます。GPIFが来月から外債の比率を増やすという話もありますが、金利だけで考えたらドル円は95円くらい余裕で行くのでは?まあまだ当分先の話ではありますが (TдT) 含み損クルチー