Tochiは子供が欲しいと思ったことがありません。
お金がかかりすぎるし、可愛い内はいいけど成長したら厄介なだけな気がするし、自分の様な子供なんて尚更嫌だし、到底責任を負えないと思うからです。
昔は同じ様な事を言っていたはずのPuchi(妻)でしたが、ある時から突然意見が変わり、それ以来この問題は我が家の大きな火種としてくすぶり続けております。

でもそもそもヒトはなぜ子供を作るのでしょうか?
子供がいた方が幸せなのでしょうか?
子供がほしい理由
この年齢になるとTochiの数少ない知り合いの中でも子育てをする人が増えてきました。そういった人々にアンケートを取ったり、ネットで検索をする中で、Tochiが何となく認識できた理由は以下のようなものでした。
ほしいから
感情の前に理屈は無力です。ただ性格の半分は遺伝でも、残りの半分は環境で決まると言われております。つまり何の疑問もなく欲しいと思える人は、もしかすると家族=幸せと思えるような比較的恵まれた環境で育ったということなのかも知れません。もしくは逆に恵まれなかったことで憧れを抱き、だからこそ欲しいと思う人もいるのでしょう。
「面白そうだから」「遺伝子を残したいという本能」という人もいたのですが、要は「ほしいから」に集約できるものと思われます。
いずれにせよ、欲しいと思えるのであれば理屈をこねることなんて全く無意味なわけで、Tochiとしては羨ましい限りです。
同調圧力
案外一番多そうに思えたのがコレでした。妻が欲しがったから、親が欲しがったから、友達に子供が出来たから。
極めて日本人らしい動きと言えますが、これは本人の考えや感情ではなく、単に流されているだけなので余り参考にはなりません。
希望
単に「ほしいから」と言われて納得できないTochiが考えた理屈がコレです。子供がいると何となく雰囲気が明るくなるし、明るい未来を感じます。
例えば仕事の場合、夢や希望に溢れる表舞台の第一線で活躍できる人なんて極々一部です。殆どの人は世間に埋もれながら不満だらけの仕事に人生を費やします。それを負け組と表現するのは余りにネガティブですが、少なくとも「俺はこの仕事をするために生まれてきたんだ!」などと胸を張って言えるような人はかなり少ないのではないでしょうか。
そんな中で、今の自分ではなく未来に繋ぐ、負けを認めずに将来に賭ける、即ち「希望」と成りうるのが子供なのかも知れません。
う~んでもコレってどうなんでしょうか。そんな勝手な親の想いを押し付けられたら子供としては堪ったもんじゃない様な気もします。自分の希望ならそれを子供に託すのではなく、自分で叶えるか、さもなくばスッパリと諦めてしまった方が色々と問題が少ない様な気がします。
番外編:中田氏が気持ちいいから
シンプル(笑)実際こういうヒトも結構いるのかな。少なくとも途上国では未だに有効なのかも?

子供がいた方が幸せなのか?
ケースバイケースですが、少なくとも統計学的(全体の平均)には子供がいる方が幸せなのかどうかを知ることが出来ます。
例えば米国女性の場合、子供がいる方が極わずかですが幸福度が低いことが知られております。一方で男性は大差なし。
日本の場合はこれが逆転し、男性は子供がいる方が幸福で、女性は大差ないとのことです。それよりも死別や婚姻、求職、健康状態の方が遥かに幸福度に大きな影響がある様です。
婚姻の有無と幸福度の関係(日本)
ref) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbef/3/0/3_0_183/_pdf
子供の有無に関する幸福度が日米で異なるのは、家事や育児の負担が女性に偏っている事や社会制度が要因の様です。例えば日本では女性が仕事を持っている場合、子どもがいない方が結婚生活に対する満足度が高いというアンケート結果がある様です。
ref) https://www.excite.co.jp/news/article/Toushin_12201/
これは日本では男性が子育てを余りしなくて済むケースが多く、子供がいるいい部分だけを享受していることを示しているのかも知れません。
いずれにせよ、子供の有無と幸福度は統計学的には余り明確な関係はない様です。
これは、お金や労力を山ほど使っても幸福度が大きく下がらないほど子育てから得られる幸福感には魅力があると捉えることが出来ると共に、子供がいないからといってそれが原因で幸せになったり不幸になる訳ではないとも捉えることが出来ます。
そう言えば「子供がいる方が幸せなのか」を質問していた掲示板の答えに印象的な物がありました。
“子どもは確かに掛け替えのない存在で、子育ては苦労はあってもそれに倍する喜びもあると信じておりますが、しかし人生における幸せとは子どもの有無とは本質的に関係がないものと経験的に思います。幸せというのは結局、私たち自身の問題だと思います。自分の人生を幸せなものにするのもそうでないものにするのも結局は私たち自分自身ではないでしょうか。”
でも、こんなカッコいいことを言えるのはそう、子供がいるからではないのか?
自分がしたことのない経験に対する憧れ。これこそがTochiが子供に対して完全に興味を失わずに済んでいる最後の砦なのかも知れません。
それにしてもなんでこんなに子供ほしくないんだろう。犬は大好きなのにな・・(ΦωΦ)?
(ぱぱさん、どうでもいいから早くごはん) by 自ら扉を開ける天才わんこ
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