膨らむ年金に医療費。その場しのぎに増税する政治。疲弊する現役世代。このままだと10年もしない内に破綻してしまいそうなくらいに思える日本ですが、そもそもの原因は能無しなバブル世代や、自己中な老人、組織維持のためだけに働いている官僚や、選挙のことしか考えていない政治家、ましてや草食な若者のせいではなく、少子化です。
出生率は2005年の1.26を底に2015年は1.45。すこし上がってはいるけど、そもそも何でこんなに低いのか?
ストレス原因論
昔、訳あって小動物を沢山飼っていました。オスとメスを一緒にするとナスを成す。でもなかなか増えない。そこで色々調べて1年位かけて原因を調べたところ、環境がよくなかった(狭かった)ことが原因だとわかりました。ストレスフルな環境下では子供をいじめて殺してしまったり、育児放棄してしまう様です。でもストレスと一概に言ってはいけないようにも思えます。人の場合、貧困ストレスは少なくとも出生率には逆相関を示します。
参考) http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1563.html
可愛いは浪費
さて、では少子化の本当の原因はなんでしょうか。
・女性の社会進出
・死亡率の低下
・社会的なストレスに対する脆弱化
・価値観の変化・多様化
・ポルノの氾濫
・賃金低下
・社会保障費・税金の高騰
・寿命伸びすぎ
・ビットコインがバブルってる
どれもそれっぽいですが、意外にも女性の社会進出はむしろポジティブのようです。所得と出生率が逆相関を示す原因は先進国と途上国の死亡率の違いで説明できそうです。じゃあやっぱりビットコインか、、?
参照) http://www.garbagenews.net/archives/683273.html
サクッと前言撤回ですが、このデータが言っているのはズバリ、結婚&繁殖適齢期のヒトの給料が少ないのが原因ということです。女性の社会進出が意外にもポジティブに働くのも家庭の総収入が上昇するためだと考えれば妙に納得できます。
要するに少なくとも日本は教育に金がかかりすぎる割に、繁殖期のヒトの給料が少ないからこんなに少子化になっている、ということです。そして、せっかく大金をかけて育てても実は元を取れない(稼げてない)から益々少子化が進んでいると言えるでしょう。
だったら解決は簡単です。教育にアホみたいに金をかけなければいいんです。元を取れないことがわかっているんだったらそれは投資じゃなくて単なる浪費に過ぎないわけだから (´・Д・)」
コメント
今回も迫力満点の記事、楽しませていただきました。
この問題が難しいのは、子供にお金をかけたくなくても、かえざるをえないところだと思います。
例えば我が家は、長男がこの春中学校に入学しました。
学生服は3~4万円します。
教科書以外で、学校から強制的に買わされるサブテキストが2~3万円。
強制ではないが、できるだけ買うように言われる辞書類で1万円近く。
長男の中学ではそのようなことはありませんでしたが、多くの学校では、カバンや内履きも指定のものを買う必要があるそうです。
やはり子供がこの春、中学生になった友人は、子供がテニス部に入ったと嘆いていました。
上記の他に、テニスラケット、シューズといった、用具一式を買わなければなりません。
ユニフォームまであります。
思わぬ出費のせいで、ゴールデンウィークはどこにも出掛けずに過ごさざるをえなかったそうです。
小学校でも、ランドセル、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、習字道具、絵具、いろいろなものを買わされます。
美術なら、絵具やパレットを買わせなくても、鉛筆でのデッサンで十分だし、むしろそっちを徹底させたほうが教育上もいいように思えるのですが、現状はそうはなっていません。
教科書の他に、サブテキストを買わされます。
教科書と1冊にまとめようと思えばできるはずですが、してくれる気はないようです。
子供ひとりあたりにかかるお金は3000万~6000万円。
親の工夫によって減られる額(たとえば、塾には行かせない、など)は、そう多くはないような気がします。
こんばんは!いつもコメント頂き、ありがとうございます(^^)
>学生服は3~4万円します。
教科書以外で、学校から強制的に買わされるサブテキストが2~3万円。
強制ではないが、できるだけ買うように言われる辞書類で1万円近く。
ご入学おめでとうございます!
医療と教育は聖域というか何というか、目的に沿えば効率度外視で幾らでもお金をかけていい風潮でもあるのでしょうか。。この額は例えば母子家庭で収入が限られている方などだったらそれこそ死活問題になりそうな程の額で驚きました!
>子供ひとりあたりにかかるお金は3000万~6000万円。 親の工夫によって減られる額(たとえば、塾には行かせない、など)は、そう多くはないような気がします。
重要なご指摘をいただいたのでさっそくこれをネタに奥さん(予定)に子供は諦めようと説得しましたが、「それはそれ、これはこれ。」だそうです。女性の増殖願望は侮れません。。