Tochiは投資を始めて今年で8年目、リタイアして4年目になります。
確定申告があるので毎年の損益はしっかり計算してきましたが、資産全体の推移はまとめたことがありませんでしたので今回初めてやってみました。
勝っている年が多いので増えている筈ですが、一体どの程度増えているのでしょうか?
資産総額、投資対象の推移
まずは資産総額の推移を見てみます。
解読可能な記録が残されていたのが2014年からなので2014年の資産総額を100とした際の推移を表示しております。
7年間で倍以上の資産になっているようです。但し全てが投資益ではなく、最初の4年間は給与を貯金した分もありますし、リタイア後は雇用保険などを貯金した分も含まれます。一方で生活費や税金、社会保障費などは定期的に引かれております。
平均すると71%程度を投資に回していたので投資した分に関しては年利換算で15%程度の増加率に相当します(資産全体では11%程度)。直近10年だとS&P500が配当無しで丁度11%程度なのでFXをメインにして高いリスクを取った割には今一なリターンであったと言えるのではないでしょうか。
基本的には右肩上がりですが、唯一大きく減っているのは2016年のトランプさん就任の際の大損分です。資産の殆どをFXに突っ込んでいた時期の大事故でした。やはり無茶な投資は怪我の元ですね・・。
2018年は投資損益がマイナスでしたが、一部給与や退職金などがあったためか資産自体は減らずに済んだようです。但し税金は本当にやばかった・・。
驚いたのはむしろリタイアしてから、特に2020年以降の資産が急上昇していることです。この理由を探るために投資項目の推移を見てみます。
2014年は投資とは言っても殆どがローリスクローリターンの定期預金と国債です。その後ハイリスクハイリターンのFX比率を急上昇させ(黄色線)、2016年に大損してから反省して徐々に減らし始め、現在ではピーク時の1/8程度まで減らしております。
その一方で特に2020年以降は米株投資(赤線及び青線のCFD)が急上昇しており、現在までにFXの5倍程度の投資比率にまで成長しております。資産の急上昇は丁度この時期と重なっていることからコロナ禍で米株が儲かったことが主要因だと言えそうです。
IPO投資(新規公開株、肌色)は2015年から投資に回していない余剰資金で運用しておりましたが、利回りを考えると全く良くないので今後さらに減らして米株にシフトしていく予定です。改悪が相次いでいるし普及しすぎて旨味も減ったしいい加減潮時なのかも?
BTC(ビットコイン、緑色)は2018年からやっており、直近ではインフレヘッジの一環として結構買っておりますが、税制が不利なこともありこちらも徐々に減らして米株にシフトしていく予定です。
結果として将来は資産の70%以上が米株、10%程度がFX、残りが現金と小型の投資(IPOやBTC?)といった感じになる予定です。
ドル建て資産に偏っておりますが、これは今後少なくとも数年は円安が進行し、さらに将来の日本は良くてもデフレ、メインシナリオとしてはスタグフレーション(不況下のインフレ、最悪の経済状況)になるのではないかと想定していることから、そうなったら減価してしまうことになる円建て資産比率をなるべく減らしたいとの考えに拠るものです。
SL(ソーシャルレンディング、茶色)は2016年に始めましたが、2017年にみんクレ詐欺に合って以降完全に撤退しました。
驚くべきことに当時投資していたSL業者の大半が実は詐欺(まがい)企業だった様で現在は倒産や遅延だらけの酷い状況になっております。詐欺に合った要因がSL業界の構造的な問題だと考え完全撤退したのは大正解でした。
それにしても金融業界って本当に恐ろしい・・。
リタイアしたのに増えるお金の謎
リタイアして無職になるとそれまで貯めた資産を食いつぶしながら生きながらえるものだと考えておりましたが、実際にはむしろ増えておりました。これは
・サラリーマンを維持するために必要だった多額の出費が無くなったこと
・元々余りお金を使わないタイプだったこと
・たまたま資産運用がうまくいったこと
などが要因として考えられます。
まあ、これだけ米株比率が高いと暴落したら「死ぬぅ~」とか言ってのた打ち回る事になる様な気もしますが、それもまた賭けに狂った無職の生き様なのかと (ToT) おっそろすぃ~