最近よく聞くようになったFIRE(小金持ちアーリーリタイア)ですが、流行りに乗って安易にやると多くの人に取っては不幸な結果を招くことになります。
丁度数年前に「老後2,000万円問題」が取り沙汰されて投資ブームが起きたのと同じ様なものですが、投資で勝てるヒトなんて極一部だけだし、FIREで幸せになれる人だって極一部だけです。
ファッションFIRE(笑)人生詰みますよ?
ヒトは衣食住の為に働いている訳ではない
技術はどんどん進歩し、生産性はこの100年ほどだけでも10倍以上にもなっているにも関わらず、何故ヒトは相変わらず身を粉にして働き続けているのでしょうか?(下図、1人当りの実質GDPの推移)
https://social-design-net.com/archives/1914/
実はこの急激な生産性向上によって、人類にとって長らく最も重要な欲求であった「衣食住」は過去と比べかなり簡単に手に入る様になっています。社会保障が充実し、無理に働かなくとも貯金がないだけで生活保護が貰えますし、そうでなくとも気楽なアルバイトだけで生活ができます。
むしろ多くの人に共通する悩みが「ダイエット」だったりと、物質的には過剰なほど恵まれた環境になっていると言えます。にも関わらず、殆どの人はサラリーマンとして働いています。
それは一体何故なのでしょうか?
ヒトは独りだと不安。居場所がほしい生き物
それは、
独りだと不安だからです。
独りだとツマラナイからです。
皆んなと一緒が安心だからです。
誰かに認めてほしいからです。
誰かに自慢したいからです。
誰かと共感したいからです。
生き甲斐が欲しいからです。
居場所がほしいからです。
パートナーを見つけたいからです。
つまり、
ヒトは社会的な生き物だからです。
FIREとは往々にして社会的な繋がりを破壊する行為です。仕事が無いので日々はラクになるでしょうが、仕事を通じて社会に求めていた物を全て失って、それで本当に楽しく生きられますか?
後で寂しくなってSNSでギャーギャー騒いでも時既に遅し。FIRE(=節約が趣味の無職のおじさんおばさん)なんて世間からすれば純粋にキモいだけ。誰もお呼びじゃありませんから 😆 It’s me!
(参考)リタイア直前に考えてたこと
コメント
ブームになると自分の社会性とか関係なしにFIREするかもしれないな。
それまではリタイアすべくしてリタイアした人が多かったように思うが
そうなるとまずいことになる人もでてくるかもしれんなあ
そうなんですよね。
人種のルツボで好き勝手な生き方をしている人が多いアメリカならともかく、単一民族で同調圧力重視で生きている日本人にはかなり不向きな生き方に思えます。経歴に穴が空いたらまともに復帰すらできなくなりますしね。
もちろんその方が幸せな人も沢山いるでしょうが。
こっちのブログには初めて来ました笑
ブログ村ランキング見てたら、名前が同じ人だったのでw
社会でバリバリ働ける人には、その適正があるように
FIREにも適性があると思ってます
しかし、社会人はFIREを見下し、
誰でも適正があると思い込んでいる
おかしいですよね
ニートにはニートの才能があるのです
まあ人それぞれ、どういう人生を歩もうと自由ですが
明らかに適正ない人がファッションFIREやって失敗して
「FIREは辞めた方が良い」とかいう
ネガキャン記事を立ててるの見てると呆れてしまいますね
ニートの才能(笑)名言出ちゃいましたね。
社会人は「リタイア者はクズ」、リタイア者は「リタイア最高、社会人は社畜」とやたらとポジショントークを展開しがちですよね。そんなことを言わなければいけないのは単なる煽りネタか、さもなくば本当は詰まらないのを誤魔化して自己肯定がしたいだけなのか。
ニートでもFIREでもいいですが、興味を持ったら気軽に試して、もし失敗しても簡単に復帰できるような社会になれば一番いい気がします。職歴に空白があったらダメなんて驚くほど心が狭いですよねー。息苦しいなぁ(*向いてない)