Tochiは海外口座のExnessでS&P500やBTCの自動売買を行い生活費を稼いでいます。
Exnessはスワップフリー銘柄を改悪した時にすら何の連絡もくれなかったのですが、つい先日突如メールが届き、不穏に思って開いてみると・・
【スワップフリー優待 剥奪】のお知らせっ!
8/5以降の令和版ブラックフラーデー以降、日経225は狼狽売りしたし、S&P500やBTCの持ち越しポジションも少なくなっていたにも関わらず、突然S&P500に通常通りのスワップが課される様になってしまいました・・(汗)
このところ自動売買の設定自体は何も変更していませんし、本ブログに頂いたコメントでも同じ日に優待が取り消されたとの事でしたので、これは恐らくExnessのスワップフリー優待の条件自体がサイレント改悪された事によるものだと推測されます。
にしても、どないしょー・・
蘇るOandaの悪夢
2022年から国内のOanda証券で行っていたS&P500の自動売買では、2年間の合計収支は +49万円だったものの、何とスワップポイントだけで2年で128万円も支払っていました。
これでは取っているリスクに対して余りにも割に合わないと考え、2023年から当時は標準でインデックスCFDがスワップフリーだった海外のExnessに移行したのに、今度はExnessでもスワップポイントを支払う羽目になりました・・
ちな、Exnessのスワップポイントは一体お幾らなのでしょうか・・?
S&P500 ロング1日、1Lotで-121.9 yen!(EA > 通貨ペアリスト > 設定)
Exnessの投資計算機によると-183.14 yen/day、実際に取られたのは-174 yenでした。日によって結構な差がある模様(9/10現在)。
現在のS&P500価格(5470.58$)とドル円(143.40円)で計算してみると、年利は
-174(円、実際のスワップ)×365(日)
÷143.4(ドル円レート)÷5470.58(S&P500の$)×100(%へ変換)=何と-8.1%!
米国の政策金利は5.5%なのにかなりお高い!
とは言え配当が1-2%貰えますし、20%ドローダウン必要資金に対する自動売買のリターン期待値は年37%もあるので、トータルなら流石にマイナスになる事はないと願いたいところですが、Oandaを使っていた時よりも政策金利が上がっているので今後の値動き次第ではマイナスになる可能性が全く無い訳ではありません!
これ、もしかして結構ヤバイ・・かも?
ではどうするのか?
元々基準が公開されていないスワップフリー優待でしたので、いつかこの様な事態になる事は元々想定しておりました。今回はその想定時の考えに従った対策を取りたいと思います。
それは、標準でスワップフリーのBTCUSDを増やし、スワップポイントが取られるS&P500を大幅に減らすことです。これによりもし優待に復活できれば御の字、もしできなくてもスワップ負担を大幅に減らし、将来的に米の政策金利が下がることでS&P500が標準スワップフリーに復活するのを気長に待ちたいと思います。
具体的にはS&P500を1/4程度に減らし、その分、BTCを増やしたいと思います。
設定及びポジションの詳細はコチラ
また、Oandaの時も膨らむマイナススワップに負けて途中からLotを減らしましたが、多数のポジションを握ったまま設定を変更したため、結果的に大量のマイナススワップが発生してしまった反省を踏まえ、今回は一旦全カットした上で新しい設定で走らせたいと思います。
全カット損失約6万円!(=ポジション -5.9万円+マイナススワップ-174円×5ポジション)
無職なのに-6万円はイタイっ!
この先、米の利下げで有利になりそうなゴールドを貴金属がスワップフリーのXM Kiwami口座で走らせることも考えましたが、
・利上げでゴールドは上がったので利下げで更に上がるかは不透明かも?(既に高すぎる可能性)
・Kiwami口座も儲けすぎると突然スワップフリーが取り消されるという噂がある
ので今回は見送りました。
まぁ、紙幣は刷りまくってどんどん減価していくものなので、減価しにくいゴールドやBTCは長期的に見れば有望であることは間違いないとは思います。
CFDでやるのがベストかは判らないもの、その内ゴールドもやってみたい!
そして・・大儲けだっ!
== 24.9.24 追記 S&P500の停止 ==
S&P500の持ち越しポジションを一旦全ロスカットして2週間ほど経過したのですが、優待スワップフリーには戻らず、新たなポジションに付与されるマイナススワップが結構気になるので、スワップポイント(=日米政策金利差)が大幅に低下するか、インデックスが標準でスワップフリーに戻るか、スワップフリー優待に戻るまでの間、S&P500の自動売買を停止することにしました。
== 24.10.07 追記 BTCUSDでのマイナススワップ付加 ==
何と、これまでは標準でスワップフリーだったBTCUSDにもマイナススワップが付いているのを発見しました!
しかも年利換算で-8.2%とシャレになりません(下図)。今回は何のアナウンスも有りませんでしたが、どうやら10/1から優待以外は全てのスワップが課されるルールに変更になったようです。
これではもうExnessを使うメリットが全くないので、他に良い口座があれば移動するか、さもなくば停止する予定です。
Exness BTCUSD取引条件(10/7現在)
== 24.10.08 追記 FXGTのマイナススワップと今後の方針 ==
頻繁に取引条件が変更されるためか情報が錯綜していたが、FXGTがPro口座ならBTCスワップがフリーの様な話もいつくかあったので(例えば1, 2, 3, 4, 5)、実際にPro口座を開設して調べてみました(下図)。
FXGT Pro口座、BTCUSD取引条件(10/8現在)
め、めちゃめちゃマイナスですやん・・(汗)
XMのKiwamiもExness同様、突然スワップフリーが解除される罠があるという話なので使う気はしないので、どうやら現状ではイスラム口座でも作らない限りは高利のマイナススワップから確実に逃れる術は無さそうです(あったら教えて~!)。
であるならば、次に考えられるのはマイナススワップの付かない現物での手動ループイフダン、ないしはスイングトレードか。BTCの現物なら取引所が良いのだろうけど、何年もやってなかったからどこが良さそうかから調べ直さないとな・・。にしてもレバレッジを効かせられなくなるので資金効率が大幅に低下する事になるのは避けられそうにもありません。
CFDの自動売買は、金利が下がってS&P500のマイナススワップが気にならない程度になったら再開するか、その頃に将来的な超円安に賭けてドル円ロング(これならプラススワップだろうし)でも仕込む程度にして、それまでは停止でいい気がしています。
まぁ、高金利時にはレバレッジ(借金&高金利)取引が割に合わないのはある意味当然か。
コメント
スワップポイントが上がってもS&P500の自動売買を走らせ続けているという事は、ポジション数を減らせば、スワップポイント以上の利益が稼げるし、「優待」復活を狙っているということでしょうか。
無断さんこんにちは!
>ポジション数を減らせば、スワップポイント以上の利益が稼げる?
S&P500のポジションを単純に減らしてもマイナススワップよりも利益のほうが大きくなる確率は変わりませんが、その分スワップフリーのBTCを増やしたので、口座全体に課される利益に対するマイナススワップ比率が大幅に軽減されるであろう効果を狙って設定を変更しました。
また、12-21年(10年分)のシミュレーションによるS&P500自動売買のリターン期待値は9.6-48%(設定による)なので、現在のマイナススワップでも利益の方が大きくなる確率の方が依然として高いままです。とは言え値動き次第なので、特に短い期間で見ると優待を外されたことでマイナスになる可能性は大きく上昇している筈です。
https://tochi-pechi.com/?p=20873
>「優待」復活を狙っているということでしょうか
何せ条件が不明ですし、稼ぎすぎたせいである可能性が高いので復活は特に期待しておりません。
ただBTCよりもS&P500の方が個人的には信頼できる様に思えますし、将来的に標準スワップフリーに戻ったり、米の利下げでマイナススワップが大幅に減った際に気が付きやすい様に小ロットで走らせています。期待値は一応プラスなので多分害にはならないだろうという判断です。
解説ありがとうございました。稼ぎすぎたから条件を変える可能性もあるんですね。
私は、昨晩のCPI発表後の一時下落で耐えられなくなり、ほとんどのロットを狼狽売りしました。朝起きて確認すると、私が売った30分後に上昇に転じていたので、悔しい思いをしています。
自動売買とは、これからもうまく付き合っていきたいです。
これからも、有益な情報発信を何卒よろしくお願いします。
>稼ぎすぎたから条件を変える可能性もあるんですね
証拠があるわけではありませんが、ブローカーとは言っても利潤を目的とした商売ですから、ブローカー側が損をするような事は基本的にしないでしょうね。
XMのKiwamiなどでも突然スワップフリーを解除されるようですし、個人が稼ぎ続けるのは容易ではありませんね~(イスラムに改宗するか・・?)
>悔しい思いをしています
めっちゃ分ります!
何でしょうね、十分に余裕を持って設定したら損益を見るのは極たまにしたほうがむしろ儲かる様な気がしています。
デイトレードで儲かっているひとは本当に凄いですよね!(事実なら・・汗)