米株ETFは一体どれにすればいいの!!? Dow, S&P, Nasdaq, Gold ETFの比較

米株に投資したいけど個別株は難しそうなので複数銘柄がパッケージされていて安全性の高そうなETFにしたい。だけど沢山ありすぎてどれにすればいいかさっぱりわからない!そこで今回は超有名所のETF、最近流行りつつあるゴールドETFの比較をしてみました。

 

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 銘柄数・経費・利回り 

ETFは上場しているので株と同じように取引ができ、配当金も出ますが、投資信託なので売買手数料以外に経費がかかります。流動性が低いと最悪暴落時に売れない可能性だってあるので総資産額も無視できませんので調べてみました(20.9.11現在)

 

有名所ETF(や指数)の特徴

 

ゴールドETF(や先物)の特徴

 

経費率はダントツVOO、VTIが安いです。利回りはSPYDがダントツで高く、QQQはどちらもイマイチです。ゴールド系は利回りよりも経費のほうが高く、株価が上昇しない限り損をすることになります。総資産額はSPYD以外は数兆円以上と充分な規模です。

 

 1999年以降の値動きは? チャート編 

経費や利回りも重要ですが、もっと重要なのは値動きです。そこでInvesting経由のTraidingviewで入手できた1999年以降の値動きを調べてみました。

 

1999年以降の各ETF(や指数)の値動き(%、右軸)

 

SPYD以外はめちゃくちゃ右肩上がり!どれを買っても大儲けの予感しかしない!!?

この20年程で見るなら確かにその通りですが、それぞれの期間はどうだったのでしょうか?

そこで今度は5年ごとの値動きを見てみました。

 

 

2001~2005年の値動き(%、右軸)

余り良くありません。ITバブルの崩壊でQQQに至っては大暴落(-24.63%)、Nasdaqも-4.24%です。一方でDIA(ダウ)とVTIはプラスです。

 

 

2006~2010年の値動き(%、右軸)

今度はリーマンショックが襲っております・・。しかし底を打ってから2年ほどでV字回復。今度はQQQとNasdaqが最も上昇しております。DIA(ダウ)とVTI、VOOもプラスです。

 

 

2011~2015年の値動き(%、右軸)

特に大きな波乱もないまま上昇した時期のようです。やはりQQQとNasdaqが最も上昇。VOOやVTIが次点、最下位がDIAです。

 

 

2016~2020年の値動き(%、右軸)

コロナショックですが、こうして見ると過去のバブル崩壊と比べて全然大したこと無いように見えます。それよりも回復速度が異常でビビります。ここでもやはりQQQとNasdaqが最も上昇。VOOやVTI、DIAが次点、大きく離して最下位がSPYDです。

直近のNasdaq等の下落なんてこうしてみるとまだ”誤差範囲”ですね・・。

 

 

ゴールドが流行りだしたのは米国の政策金利が下がり始めた2019年後半からなのでゴールドは最近の値動きのみを見てみます。

 

2019~2020年の値動き(%、右軸)

政策金利の低下と連動して右肩上がり!金ETF(GLD)と金価格(ZE:金先物)はほぼ連動しておりますが、金鉱株ETF(GDX)は連動しつつもかなり激しい値動きを示す特徴があるようです(面白そう…)。20年3月の大底から金ETFは27%、金鉱株ETFは117%も上昇!

 

ただ8月以降は逆相関関係の長期金利が上昇傾向なのでやや弱含み傾向です。恐らく米国における事実上のゼロ金利政策がどの程度継続するのかを織り込んでの上昇(もしくは中国による米国債の売却による影響?)なので、経済の回復度合いや政策金利の動向次第で大きく価格変動するものと考えられます。また最近では緩和バブルの資金逃避先の一つとしても機能している様です。よって当分は底堅いと考えられるものの、高値掴みは避けたい所。

Gold(金)は何と相関しているのか? 米株・ドルインデックス・金利

 

 1999年以降の値動き。まとめ編 

チャートだけではわかりにくいので騰落率をまとめてみました。

 

5年ごとの騰落率、1999年以降の21年間の合計・平均騰落率

*単なる平均値。複利や配当は考慮していない。

 

21年間の年間平均(一番右)でDIAやVOO等は10%弱、QQQに至っては20%以上も上昇していることがわかります。しかし時代はどんどん変化していくものなので21年の平均は今後を示す指標としては必ずしも適切ではありません。一番参考になるのは直近の5年でしょうか(中央黄色)。QQQやNasdaqは年間27~32%と猛烈な上昇、VOOやVTI、DIAも10%以上と好調を維持しております。テックが強い。

更に配当まで貰える始末!ただ割合としては配当や経費率よりも騰落率の方が遥かに大きいので、配当や経費を気にするよりも上昇しそうなETFを狙いたいところです。

 

グラフ化してみるとここ20年ほどの傾向がよくわかります。

 

各ETF(や指数)の5年ごとの騰落率

 

ここ15年ほどはQQQやNasdaqが特に強いようですが、ここ10年だとどれも非常に強い!

これは恐らくバブル状態なので、リーマンショック以上のバブル崩壊に備えつつ(=余裕資金&暴落時に拾える余力残し&ノーレバレッジで)、今後も上昇確率が高いことが期待できそうなQQQを中心に組入銘柄数が多いVOOやVTIを保険にしながら塩漬け上等の長期投資で大儲けしたいと思います (・o・)/ ← 含み損 19,000$ over ナウ。

 

ref)https://leverage-investment.com/2020/08/06/us-etf-recommend/, https://moneytimes.jp/investment/detail/id=8267, https://diamond.jp/articles/-/229789

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