米国株売買のためにドル転・円転を最安で行う方法

米国株式の売買をドル建てで行うためには円からドルへの両替(ドル転)、ドルから円への両替(円転)が不可欠です。マネックスやSBI証券で普通にやると片道25銭、往復で50銭もの手数料が発生しますので最も安くする方法を調べてみました。

 

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 ドル転・円転の最安方法とデメリット 

ドル転:SBI証券FXαで行う=0.2銭、但し1万通貨(ドル円が100円の時に100万円)単位

円転:SBIネット銀行経由で両替を行う=4銭、10米ドル以上

 

往復で4.2銭。通常は往復で50銭なので、例えば通常は100万円の往復で5千円も手数料が発生しますが、この方法で行えば420円で済みます。1万通貨単位が多すぎる場合はドル転もSBIネット銀行経由にすれば往復8銭で済みます。ドル転は円高の際に、円転は円安の際にまとめてやるのがお得です。

 

 ドル転:SBI証券のFXαでドルを買う 

まずは、SBI証券口座にログイン後、右側に表示されている口座開設で「FX」と「外国株式」を使えるようにする必要があります。図のように「取引」となっていたら米株もFXもやることが出来ます。まずは証券口座トップページの「口座管理」で「証券口座」から「FX」に資金移動します。

 

 

そして「FX」を押してFXのトレード画面を出します。続けてFX画面上方の「取引」をクリックし、売買の必要事項を入力して発注します。成り行きでも指値でももちろんおっけい。米国株であればドルを買いましょう。現在(20.2.4)はドル円のスプレッドが0.002pips(0.2銭)でこれが唯一のドル転手数料となります。

 

 

続けて購入した差金取引のドルを実際のドルに引き換えます(=現引)。レバレッジ1倍と考えた時の取引額より少し多い(105%)取引可能額が口座に入っていることが必要です。例えばドル円が100円の時に1万通貨を現引するのに105万円の取引可能額が必要ということです。

 

もうポジションを現引きしてしまったので建玉が表示されませんが、ここにポジションがある場合は以下のように表示され「現引」ポタンを押すことでドルを買うことが出来ます。

 

実際やってみたところ、こんなエラーが。。。

 

何故かと言うと、「現引を行うには、毎営業日月曜日夏時間冬時間ともに7:00~14:00、火曜日から金曜日は夏時間6:00(冬時間7:00)~14:00」というルールがあるための様です。現引は平日の営業時間内(しかも午後2時まで!)にやる必要があるようです。

現引をやることで即座に「外国株式」の買付余力に反映されました(=外国株が購入可能になります)実際のドル円変換レートは証券会社が毎日1回決めているレートでの引き渡しになるので、為替差損益が発生しますが現引きによる新たな手数料は一切発生しません。但し現引きの際に発生した為替差損益はFXと同様の雑所得になります(申告分離課税。+20万円以上で確定申告が必要)。

 

 円転:SBIネット銀行経由で行う 

Tochiは未経験ですがSBIネット銀行経由だと安く出来ます。なお、SBI FXαは円転には使えません。

 

SBIネット銀行、外貨預金の為替コストは片道4銭

 

 

SBI証券とSBIネット銀行間の外貨出入金は無料

ref)https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=none&dir=info&file=home_info_gaika.html

 

これらのサービスを使うことで円転が為替手数料の4銭のみで済みます。なお、米株売買に用いるドルの為替差損益の確定申告は、、複雑です(意味深)。

米国株式関係の為替差損益は無視してOK?

 

 

=2023.6.19追記=

初めて円転をやってみました。手数料が値上がりして4 → 6銭になっていましたが、それでもまだ他の方法より全然お得です!

 

やり方はコチラ

住信SBIネット銀行を経由したドルのお得な円転方法(メモ)

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