「仕事なんて嫌だし、早くアーリーリタイアしたい!」こう思っている人は多いハズ。でも多くの人はそれ以上にリタイア生活の不安が勝って実行できません。生活費は?生きがいは?世間の目は?
あくまで個人的な経験上ですが、生活費は意外な程かからないし、世間の目はその内慣れます(笑)
むしろより大きな問題となるのは人それぞれの性質の方なのかもしれません。
アーリーリタイア3年間の推移(Tochiの場合)
Tochiに取って、アーリーリタイアの決断は非常に難しいものでした。いや、正確には自分では決断できず、嫌すぎて仕事に行けなくなったことで結果的にアーリーリタイアを選択することになりました。元々憧れはあったものの、かなり後ろ向きなスタートでした。
実際にしてみると実にパラダイス!そりゃそうです。体調を壊すほど嫌だった仕事に行かなくていいんだから楽しくない訳がありません!有頂天の数ヶ月を過ごします。自分で見返してもちょっと恥ずかしくなるレベル・・。
しかし、そんな時期は長続きしませんでした。仕事に行かないことが特別から普通に変わると、残されるのは何もない日常でした。元々仕事中心のつまらない日々を送っていたTochiは、アーリーリタイアしたからといってどう楽しんだらいいのかさっぱり分かりませんでした。
現状、アーリーリタイア4年目ですが、わんこの散歩やスーパーに用事でもなければ殆ど外に出掛けません。連絡を取っている友達もいませんし、普段しゃべるのは散歩で会ったおばちゃんとPuchi(妻)とわんこくらい。趣味といっても投資くらい。
にも関わらず・・・まあまあ楽しいです。
ただそうなるまでに1年以上でしょうか、随分長いこと廃人化しました。寝て起きてご飯を食べてまた寝るだけの生活。辛くはないけど楽しくもない日々。幸運にも時間だけはたくさんあったので、どうすれば楽しく生活できるのかを色々試しました。本を読んだり運動したり出掛けてみたり。
結果、Tochiの場合は投資のルーティーンワーク(トレード日記)がハマったようで、今では朝から晩まで時間を見つけてはチャートとにらめっこしたり、投資ニュースをチェックしてはハラハラ・ドキドキと楽しんでいます。(利潤を追求するという意味では)本当は良くないんでしょうが、投資をキッカケに廃人から単なる無職へとようやく復帰できた感じです。
アーリーリタイアしたらやってみたいことは沢山あったはずなのですが、時間がないことを理由にやってこなかった程度のことは時間があってもやりませんっ!
この様に紆余曲折はあったものの、今のところアーリーリタイアしてとても良かったと思っています。
では結局どういうタイプなら向いていると言えそうなのでしょうか?
社会との繋がりが無くても平気か否か?
マズローさんの唱えた「欲求5段階説」によると、私たちの大半は承認欲求・自我欲求に基づいて行動していることが多いとされています。であるならば、アーリーリタイアをするとこの社会的な承認を得ることが困難になるため、欲求不満で楽しく生きられない事になります。
社会的な承認欲求が強いとアーリーリタイアに向いてない、少ないと向いてる?イマイチ何のことかよく解りませんが、少し前にPuchiに言われて腑に落ちたのが、
「社会的な繋がりが一切無いのに楽しそうでいいね、リタイア向いてるわ・・(呆れ)」
でした。
承認欲求と言われてもピンときませんでしたが、社会と繋がっていないとストレスになるか、別に平気かという性質の違いだと考えるとわかり易い様に思えます。
「リタイアしても人間関係は大切だ」と思うなら前者、「やっと面倒事から開放されるぜ!」と思うなら後者。
「コロナ在宅ワークが辛い!」と思うなら前者、「これもう行く必要なくね?」なら後者。
「誰からも連絡が来ないな・・」なら前者、「一人って案外快適だな・・」なら後者。
この性質の違いが遺伝的な要因によるものなのか、育った環境によるものなのか、社会から受けるストレス強度やその耐性によるものなのかは興味深いところですが、そう言えばTochiは昔から集団生活が苦手で1人でいる方が好きなタイプでした。
結局、なるようになるし、なるようにしかならない。そういうことなんでしょうかね (^_^)
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