FIREで一番心配なのはお金です。
我が家は生活費をPuchi(妻)とほぼ折半で、個人の趣味や服などは個人持ちにして完全に別々のお財布で運用しています。
FIRE1年目、2018年のTochi負担分は月平均9.8万円、この内食費は平均5.5万円、年間総額は118万円でした。2人と犬1匹の生活費としては妥当なラインでしょうか。
FIRE2年目は月平均9.3万円、この内食費は平均5.8万円、年間総額は112万円でした。生活費が少し安くなったのはPayPayなどのキャッシュバックキャンペーンのお陰です。
FIRE3年目は月平均9.1万円、この内食費は平均4.9万円、年間総額は109万円でした。Puchiがコ◯ナで在宅ワークになり、たまにランチ外食に行くようにもしたのですが、なぜか安くなりました。自粛で外出が大きく減ったことで、無駄な出費が減ったせいだと考えられます。
FIRE4年目は月平均11.6万円、この内食費は平均6万円、年間総額は140万円でした。米株で大儲けしたことで財布の紐が緩み、冷蔵庫やiPad、モニターなどを購入したことが響きました。
FIRE5年目は月平均8.6万円、この内食費は平均6.1万円、年間総額は104万円でした。米株の含み損が酷く、散財する気が起きなかったことで財布の紐が締まりました。
さて、FIRE6年目となる2023年はどうだったのでしょうか?
FIRE6年目、2023年の生活費
家計簿のまとめが以下です(Tochi負担分のみ)。
FIRE6年目は月平均12.5万円、この内食費は平均6.6万円、年間総額は149万円でした。
2023年の毎月の出費グラフ
食費は大体月に5-8万程度の様です。恐らく2人と犬1匹にしてはやや多目ですが、これはたまに行く外食が影響しているのではないかと思います。我が家の面々は食べるために生まれてきたので、FIREだからと言っても特段節約を意識はしていません。
何を買うにも値上がりが気になる年でした。卵1パックで酷い時だと300-400円。肉類もパン類も何か高い気がします。一体どうしてこうなった・・!?
雑貨はバイク関連がかさみました。以下のような物を買いました。合計で40万円ほど。
2月:バイク購入
3月:バイクパーツ、古いバイクの修理
6月:バイクパーツ
特にバイクにお金を掛ける必要性があったわけではありませんが、Puchiが免許を取って乗るようになったので増車したり改造したりした費用がかさみました。また、よくツーリングするようになったので買い物なども増えました。
まぁでもこの程度、楽しければOKです。ついでに田舎に引っ越して車も欲しい!
次に、これまで6年間の推移をまとめてみました。
FIRE6年間の生活費まとめ
平均で大体年間120万円程度で生活が賄えているようです。
ただし今年は6年で最高額の149万円!
バイクが主な原因ですが、食費も気になったので平均からのインフレ率を見てみます。
やはり食費の出費が大幅に増えていました!とは言え金額にすると去年より月に5,000円程度、平均より1万円程度増えただけでした。
ただし外食は新規開拓が何か面倒くさくなってむしろ減っていたので、スーパーでの買い物に関してはこれよりかなり高くなったのではないかという気がしています。実際統計を見てみると、この2年でスーパー物価は+10%以上の激しいインフレが起きているようです(下図)。
おいおい日銀さんよ、お前は一体誰のために政策を打っているんだい?
FIRE、生活費以外の費用は?
ここに載せている以外にも個人的な出費、
・所得税、住民税
・国民年金、健康保険
・奨学金の返済
・妊活費用
等があり、例えばFIRE2年目の2019年は40万円ほどの出費になりました。
これが何と1年目は350万円!FIREは税金との戦いです。
ただ収入がなければ税金は非常に少なく済むでしょうし、健康保険も安くなります。国民年金は1人20万円程度ですが、こちらも免除申請が可能です。よって、持ち家で殆ど収入がなければ2人でも年間200万円もあればのうのうと生きていける計算になります。
20年で4,000万円、40年なら8,000万円。(*子供が欲しけりゃ最低+1,500万?)
ちなみに、高齢の妊活費用は・・実にヤバイ!
無職はインフレで死すべき定め?
奇しくも2年前の家計簿で心配していたインフレが現実になって襲ってきてしまいました。
もし今後もこのインフレ傾向が続くようだと、ただでさえエンゲル係数が高めの無職FIREはいよいよ根絶に向かうのでしょうか?
未来のことなど誰にも判らないのは間違いありませんが、人口減で需要が減り続けている日本でさえここまでのインフレが起きているという現実、また急激な少子高齢化にも関わらず賦課方式の社会保障を削減するどころか増やし続け、これに呼応する形で税金を上げ続けているという事実、またこのインフレ下でも原因の一端である異次元の金融緩和政策を辞める気配すらない日銀と政府の姿勢を併せると、その答えは残念ながら「YES」の方に近いように思えます。
ただし、これは必ずしもFIRE民に限った話では無いかも知れません。
何と実質賃金(賃金上昇率 – インフレ率)が20ヶ月連続のマイナスとのこと(下図、23年11月現在)。FIRE民は自己責任なので仕方がないとしても、サラリーマンでさえ厳しい未来が待っているのか令和ニッポンの「新しい資本主義」なのか。。
同じインフレでも日本だけ実質賃金がマイナス!
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0954R0Z00C24A1000000/
また、社会保障支出の急激な増加によって、2050年には国民負担率(所得に占める税と社会保障の比率)が70%に達するという試算もあります(下図)。これを全て増税だけで賄う事は恐らく政治的に不可能なので、現実的にはインフレ税と併せて徴収せざるを得なそうな状況を踏まえると、将来的にも(恐らく円安の進行による)インフレを放置する可能性が少なくない様に思えます。
このまま行くと2050年の国民負担率は70%、可処分所得は半減へ!
https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51892885.html
インフレに対抗するには株などの資産を保有するのが有効だと考えられます。
とはいえ資産だって絶対ではないし、ちっとも安心安全ではありません。
無職FIREがダメになったらどうしようか?
バイト、起業、節約、安い国への移住?
それもいいけど、Tochiはそうだなぁ、無職とこのままおさらばするよか・・
死ぬのがいーわ♪
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