Tochiは2017年からCFDの自動売買(MT4 EA)を始め、2023年からはスワップフリーのExnessを使って来ました。
しかし、23年末にはExnessのスワップフリー銘柄が改悪され、24年9月にはスワップフリー優待が剥奪され、10月からはスワップフリー優待でない場合は全ての銘柄にスワップが課される状態になってしまいました!
流石にこれ程までに取引条件を改悪されると海外ブローカーであるという信用リスクを取ってまでトレードをする意味がないと考え、Exnessからは完全撤退することにしました!
さて、次はどうしようか・・?
Exnessにおける自動売買の損益
その前に、Exnessでの損益を軽くまとめます。
ここ数年はグリットトレード(ループイフダン、トラリピとほぼ一緒)の「千刻」EAを使ってS&P500、日経225、ビットコインの自動売買を行ってきました。
Exness損益は2023年が+46万円、
2024年は+82万円、
合計 +128万円で終了となりました。
・日経225の全ロスカット(8/6)はこちら
・S&P500の全ロスカット(9/10)はこちら
・BTCUSDの全ロスカット(10/14)は以下(泣)
最後に行ったBTC全カットの損失は -5.4万円!マイナススワップやばすぎ~!
スワップフリー優待になる基準は明らかにされておりませんが、顧客の損失がブローカーの利益になるB-Book(DD方式:顧客との相対取引。国内は全てDD方式、海外もほぼこれ)口座の性質上、顧客がコンスタントに勝ってしまうとブローカーの儲けが少ないか、場合によっては損をすることになるので、この程度の利益であっても優待を剥奪し、更に今まで標準でスワップフリーだったBTCにまでマイナススワップを課すように改悪したものと推測されます。
無職なのでこの稼ぎを生活費に充てるつもりだったのに、何とも困った話です・・
これまでの自動売買の設定や取引履歴などの詳細は全てこちらにまとめております。
今後はどうするのか?
スワップフリー口座は何もExnessだけではありません。
しかし、XMのKiwami口座もExness同様、儲けすぎると突然スワップフリーが取り消されるという噂があるので選択肢には入れ辛いところ。
また、頻繁に取引条件が変更されるためか情報が錯綜していましたが、FXGTがPro口座ならBTCスワップがフリーの様な話がいつくかあったので(例えば1, 2, 3, 4, 5)、実際にPro口座を開設して調べてみましたが、Exnessと大差ない(高額な)マイナススワップでした(下図)。HFMも株式指数が無期限スワップフリーという話もあったが、そんな事はなかった。
FXGT Pro口座、BTCUSD取引条件(10/8現在)めちゃマイナススワップ!
結局、安心して使えそうなブローカーで、かつスワップフリーであると確認できるものは見つけることができませんでした(怪しいブローカー、日数限定、ショートのスワップフリーはあったものの論外)。また、この高金利下ではもし他にスワップフリー口座があったとしても、ExnessやXM同様に時限的、ないしは儲け過ぎたら取り消される可能性が非常に高い様に思えます。
であるならば、CFDの自動売買は米の政策金利が下がってS&P500のマイナススワップが気にならない程度になったら再開するか、その頃に将来的な超円安に賭けてドル円ロング(これならプラススワップだろうし)でも仕込む程度にして、それまでは停止するのが一番ではないかという気がしています。
次に考えられるのはマイナススワップの付かない現物での手動グリットトレード、ないしはスイングトレードか。だとするとレバレッジを効かせられなくなるので資金効率が大幅に低下する事になるのは避けられませんが、現状の取引環境ではリスク・リターン比は大差ない様に思えます。
まぁ、普通に考えたら高金利時のレバレッジ(借金&高金利)取引が割に合わないのはある意味当然なのでょうね・・
ということで、今後は自動売買を一旦停止し、信用リスクが少ない国内口座で資金効率はよくないけどマイナススワップが発生しないBTC/JPY現物での裁量トレードを行います!
どこの口座で?
BTC取引所の最近の状況を知らないので調べてみました。
まずは流動性から・・
BTCの出来高と流動性https://jpbitcoin.com/markets
上位だから信用できるブローカーという訳では全くありませんが、流動性が高ければ不利な価格で約定しにくくなると考えられます。Coincheck強し!
次は手数料・・
https://kabutan.jp/hikaku/cc-recommended-ranking/
ハッキングトラブルが強く印象に残るものの、流動性が高く、マネックスが親会社になって安心感が増したCoincheckに決めようかと思ったのですが、いざ入金しようとしたら手数料がかかることが発覚!入金方法によるのかも知れませんが、出金だけならともかく入金まで毎回手数料が発生するというのは何とも頂けません。
安心感という点ではGMOが親会社のGMOコインも優秀です。入出金手数料が無料(んー、むしろ当然では?)、取引量はCoincheckよりも大分少なく、Maker(成行注文)とTaker(主に指値注文)の売買手数料が異なるのはややこしいですが、Tochiは基本的に指値注文なので余り気になりません。
SBI VC TradeもSBIグループで安心できる気がしますが、取引量の観点から選択しませんでした。DMM Bitcoinは親会社が大手だけど直近のハッキング被害で何か不安。bitFlyerは流動性が高いけど昔使った際の印象が取引環境はいいけど手数料が高いというイメージなのでパス。
ということで、取り敢えず手数料が安くて流動性もそこそこなGMOコインに決めました!
本家GMOクリック証券はCFDで顧客に不利なセーフティバルブシステム(S.V.S)を採用していることもあり、顧客の利益よりも儲け優先の姿勢が強すぎるGMOグループ自体はイマイチ信用できませんが、少なくともBTC取引所に関してはスペックを見た限りは非常に優秀そうに見えました!
ただ、どの販売所にもスプレッド(売りと買いの価格差=売買手数料を含む)があるものの、取引所にはスプレッドが無い所が多いのが不思議です。これが本当ならブローカーは利益が出ないので、実はスプレッドを明示していないだけで実際には一定のスプレッドが存在し、それが上の「BTCの出来高と流動性」の図の「スプレッド」なのか? もしくは取引所は客寄せのサービスで販売所とBTC-FXで利益を出してるとか?
この辺の収益構造はよく解りませんが、取引量を見ると現物よりもBTC-FXの方が多い様なので、取引所のスプレッドの有無はともかく、収益は後者がメインではあるようです。
どんなトレードで?
基本的にはMT4の自動売買同様のグリットトレードを手動の指値注文で走らせるつもりです。
BTCの環境として、2024年の1月にETFが承認され、その後も続々とETFが承認されたことで投資商品としての立場を確立しつつある様なので(相変わらず日本では買えませんが・・)、かつてのような「80%暴落なんて当たり前!」の様な激しい値動きが(下も上も)ある程度抑えられるのではないかと考えております。
また、2024年以降の下落幅を調べてみると、概ねピークから最大で30%ちょっという感じでした(下図)。
BTC/JPY、週足
そこで、最高値を基準に15%下落(赤の横線)ごとに一定金額を購入し(下図)、利確もこの値幅を参考にやるか、それとも利確だけは日足のMACD(図の一番下)やRSI(図の中央)のシグナルで決めたいと思います。利益は雑所得なので、税率を最大限抑える範囲で毎年少しづつ利確するようにするつもりです。
現物ですし、将来性はドルや円などの通貨より高い気がするので損切りは考えていませんので、他に雑所得がある場合は損出しによる節税(納税の先送り)に使える可能性もありそうです。
参考)最高値から15%下落ごとに100万円づつ買う場合の指値とBTC数量
って、下に指値を置いたら狂ったように上げだすし・・(怒)
一旦下がれーーーーーーーー(呪)
コメント
Exnessから完全撤退される決断をされたのですね。私は、自動売買の中毒性から抜けられませんので、メンタル的に耐えられる少額で運用しつつ、金利の下げとともに少しずつ額を戻すことにします。
こんにちは!
>メンタル的に耐えられる少額で運用しつつ、金利の下げとともに少しずつ額を戻す
それも手ですよね
BTCの場合はマイナススワップを計算したら年利-8%とかもあったので「流石にやってられん!」となりましたが、一方で日経225は未だにマイナススワップなしの様なので銘柄によって大きく違うのかも知れません
どちらがマイナススワップが大きい傾向があるのかは調べておりませんが、もし大差がないようなら例えば国内の楽天MT4などを使うことでブローカーリスクを軽減するのもアリかも知れませんね!
あ、税区分が変わるのでそれが有利か不利かにもよるか、、ややこしい!
税率は以下
https://tochi-pechi.com/?p=20253